【 朝の詩 】 (A)「 象の親子 」突きすすむ愛と 立ちどまる愛の狭間で 我が子を守るすべを 必死にさがして。昨日も、街中で見かけた。もちろん人だが。(B)「 こんな顔 」人の悪口を 言っている人から たまらず 視線をずらした。自分から目を背けているのだ。
(A) 象の親子
(B) こんな顔
朝の詩
===== 引用(A) はじめ
象の親子
埼玉県上尾市
関根 裕治
49
象の母親は急ぎ足で
水場へと突きすすむ
はやく水を飲まないと
お乳が出ないから
でも急ぎすぎると
子が追いつけないので
はぐれてしまわぬよう
何度も立ちどまる
そんなもどかしさが
人の親にもあるだろう
突きすすむ愛と
立ちどまる愛の狭間で
我が子を守るすべを
必死にさがして
(選者 八木幹夫)
===== 引用(A) おわり
産経新聞
(2021/05/20)
朝の詩
===== 引用(B) はじめ
こんな顔
兵庫県西脇市
山下 智一郎 57
人の悪口を
言っている人から
たまらず
視線をずらした
私もこんな
顔をして
人の悪口を
吐いているのかと
思ったら
(選者 八木幹夫)
===== 引用(B) おわり
産経新聞 (2021/06/04)
<添付/イメージ>
https://ajunkichve.hatenablog.com/entry/2020/12/17/002951
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