(2359) 男はプライドを食べる。女はパンを食べる／男と女の違い(32)

 【 読書 ・男と女の違い 】男は、結婚しても自分から何かを変えることはほとんどないでしょう。独身時代・恋愛時代に覚えたルールを捨て切れない人がほとんど。女は結婚・出産をすると、家計を切り詰めて来るべきときに備えようとします。

家計の管理

 

A)     ここが違う

男：男はプライドを食べて生きている

女：女はパンを食べて生きている

 

B)     貯めたい女と使いたい男の意見が合わないとき

男から女へ：　代わりに○○するから、買ってもいい？

女から男へ：　○○のために、△△までに、●●円貯めましよう

 

【展開】

A)     ここが違う

男：男はプライドを食べて生きている

　男は、結婚しても自分から何かを変えることはほとんどないでしょう。脳の構造上、あまり切り替えが早くできませんし、独身時代・恋愛時代に覚えたルールを捨て切れない人がほとんど。

　独身時代と同じように自由にお金を使いたがりますし、見栄も張りたがります。男は世間から一目置かれたいし、負けたくない。「プライド」を大事にする生き物。放っておくと、収入に見合わない高い車を買おうとしたり、妻が節約に励んでいるときに、部下に気前よく酒をおごってしまったりもします。

 

女：　女はパンを食べて生きている

　女は結婚・出産をすると、家族と子どものことを第一に考えるようになるから。そのため、子どもを育てるためにどれくらいのお金が必要で、家を買うなら、車を持つなら……と計算し、家計を切り詰めて来るべきときに備えようとします。

 

B)     貯めたい女と使いたい男の意見が合わないとき

 

男から女へ：　代わりに○○するから、買ってもいい？

　あれこれと言い訳して権利を守るのではなく、代わりにどんな貢献をするか、アピール。「このゴルフクラブを買う代わりに、お風呂掃除を増やします」など、相手にとっての実益に訴えましよう。

 

女から男へ：　○○のために、△△までに、●●円貯めましよう

　男を動かすには、目的と数値目標を示すこと。漫然と「節約しよう」と言っても、「え～」とふて腐れられるはめになります。

 

＜出典＞

五百田達成、『察しない男、説明しない女』、No.20