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2016年8月30日火曜日

(615) 日本が何をしているのかわからない


 (1)   中国/尖閣諸島

中国が尖閣諸島で領海侵犯しても、日本は強く抗議はするものの、何もしない。

抗議された時に、自分が悪いのではないかと思ったり、恐縮したり、反省したり、自らを変えようとするのは、日本ぐらいではないか。中国は日本と違う。「抗議されたが、何もしてこない」ならば「今のままで良い」と受け止める。抗議を全く無視しても良いし、「抗議に配慮するという妥協」を取引材料として、別のところで譲歩を迫ることもできる。何もしない口先だけの抗議は、中国を利する。

 
 
(2)   中国/南シナ海

日中韓外相会議を開いて、尖閣諸島で抗議しても、南シナ海では抗議しない。

南シナ海でゴタゴタ言っても、東日本海でもっと大きな事件を起こせば、南シナ海については何も言わなくなる、と私は解釈した。日本を黙らせるためには、もっと大きな問題を起こせばよい、というメッセージを出しているように思える。無謀な要求を出し、相手が逆らえば、もっと無謀な要求を出せばよいことになる(実際にそうなっている)。

 

(3)   韓国/「和解・癒し財団」10億円拠出

ソウル日本大使館前の慰安婦像の撤去がウヤムヤなまま10億円の拠出を決めた。

きっと、「努力する」=「努力したが出来なかった」のつもりだろう。10億円が日本から韓国に移るだけで、何も変わらないのではないか

 

(4)   韓国/日韓通貨交換協定

日本にとってメリットが少なくデメリットの多い(*)日韓通貨交換協定を再開する。

「スワップ(通貨交換)復活の引き換えに福島産水産物の輸入再開や韓国に盗まれた仏像の返還を要求されるのではないか」と懸念する専門家の見方が韓国にあるようだが、日本はそのような要求はしないだろう

(*) 例えば、以下参照

 

(5)   韓国/執拗な反日

韓国が反日の限りを尽くしても、日本は優しい。

ソウル日本大使館前の慰安婦像、産経新聞前ソウル支局長逮捕などは、まっとうな国のすることではない。今上天皇へ謝罪を要求し、天皇をいまだに日帝と書き、靖国参拝を非難するのは、独立国日本に対して非礼であろう。全世界に慰安婦像をまき散らそうとし、教科書で反日教育を続行する行為は、日本と友好関係を結ぼうという発言と相いれない。日韓通貨交換協定を再開しようと虫のいいとを言いながら、国会議員が竹島上陸に上陸する。「スワップ(通貨交換)復活の引き換えに福島産水産物の輸入再開や韓国に盗まれた仏像の返還を要求されるのではないか」と懸念しているそうだが、理不尽なことをしているとは思わないだろうか。福島産水産物は、当の日本人が食べて何の問題も起きていない。

 

(6)   シー・シェパードと合意

日本が和解金を支払って(賠償金の一部を返還して)シー・シェパードと合意した。

「調査船への攻撃や安全を脅かす航行のほか、公海上で調査船の約450メートル以内に接近することも禁止された」のは、米国支部のみで、他は自由。「和解金は妨害活動に使ってはならないとの条件が付けられた」と言っても、和解金で事務費をまかない、浮いた事務費で妨害活動をすればよい。「米側からオーストラリア側にかなり資金が流れていたが、今回の合意でこれが禁止された」と言っても、2~3回迂回すれば、日本は発見できないだろう。シー・シェパードの今後のさらなる活動の為に、資金提供したようなものではないか。

 

表に見えていることだけで、私は考えている
裏面まで見ると、違うのかも知れない

もっと深い計らいがあるのかも知れない
私には、浅はかな知識しかないのかも知れない

批判できるほど、情報量を持っていない
「わからない」と言っているだけである

それほどにしか、情報が流れていない

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