(2)
名作でみる男と女の物語 → 以前に紹介した
(3)
相田 みつを → 今回、紹介する
番組の最後で、次のような説明があった。その通りだと思う。
「(相田みつをの作品は)どきっとしたり、ちゃんとしなければと背筋が伸びるようなもの。そのままでいいんだと穏やかになるようなもの、人間をまるごと受け表現したもの」
相田みつをが、30代から死ぬ直前まで何度も書いたもの:
===== はじめ
しあわせはいつも
じぶんのこころが
きめる
===== おわり
同じ文でも、書体が変わっていった。
相田みつをは、いつも「自分の体験から言葉を紡ぎ出した」。そして、命に向き合った。
(1)
ひぐらし (抜粋)
(2)
かずひとのたんじょうのうた
(3)
自分の番 いのちのバトン
(1)
ひぐらし (抜粋)
===== 抜粋 はじめ
ひぐらしの声
ああ 今年も
ひぐらしが鳴き出した
ひぐらしの声は
若くして戦争で死んだ
二人のあんちゃんの声だ
そして
二人のあんちゃんの名を
死ぬまで呼びつづけていた
悲しい母の声だ
そしてまた
二人のあんちゃんのことには
ひとこともふれず
だまって死んでいった
さびしい父の声だ
ああ 今年も
ひぐらしが鳴き出した
===== 抜粋 おわり
(2)
かずひとのたんじょうのうた
===== はじめ
てのひらにわがのせたれば
にんげんのそのはじまりの
いのちがうごく
===== おわり
(3)
自分の番 いのちのバトン
===== はじめ
自分の番
いのちのバトン
父と母で二人
父と母の両親で四人
そのまた両親で八人
こうしてかぞえてゆくと
十代前で千二十四人
二十代前では - ?
なんと百万人を超すんです。
過去無料の
いのちのバトンを受けついで
いまここに
自分の番を生きている
それが
あなたのいのちです
それがわたしの
いのちです
===== おわり
(前回も紹介したが)次回の放映は、
二葉亭四迷「浮雲」
【8月10日(水)22:00-23:00 放送】 BS朝日
(高校野球期間中は、高校野球中継が延長の場合、放送時間が変更または休止になる可能性があります。 放送時間の変更については、最新の番組表をご覧ください)
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