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このブログは、左側の投稿欄と右側の情報欄とから成り立っています。

2019年6月26日水曜日

(1646)  小松左京『小松左京スペシャル』(0) / 100分de名著

 
◆ 最新投稿情報
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(K0787) 「老後に2000万円必要」問題(3) / 世論・経済界は何を言っているか <高齢期の家庭経済>
http://kagayakiken.blogspot.com/2019/06/k078720003.html
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 7月の「100de名著」 小松左京『小松左京スペシャル』が、71()から始まります。Eテレ。

放映は、   月曜日 午後 10:25~10:50
再放送は、  水曜日 午前 05:30~05:55
 及び        午後 00:00~00:25
講師は、宮崎哲也(評論家)
 


<全4回のシリーズ>  いずれも5月

【はじめに】  戦後日本SFとは何だったのか--小松左京を通じて
 
第1回  1日放送/ 3日再放送
  タイトル: 原点は「戦争」にあり--『地には平和を』
 
第2回  8日放送/ 10日再放送
  タイトル: 滅びとアイデンティティ--『日本沈没』
 
第3回  15日放送/ 17日再放送
  タイトル: 深層心理と宇宙をつなぐ--『ゴルディアスの結び目』
 
第4回  22日放送/ 24日再放送
  タイトル: 宇宙にとって知性とは何か--『虚無回廊』
 
【はじめに】  戦後日本SFとは何だったのか--小松左京を通じて

 

 小松左京は、星新一や筒井康隆と並んで「SF御三家」と呼ばれ、戦後のSF界の基礎を築き、その可能性を大きく押し広げる偉業を成し遂げた人物です。
 SFに「サイエンス・フィクション、即ち空想科学小説」という訳語を当てるだけではすみません。「サイエンス」を「合理的に体系化された諸学」、即ち近代以降の自然科学、社会科学、人文(科)学の総体を示すと解釈し、SFとはその総体を主題とする小説であると見做す考え方もあります。
 今日のSFは「トランスサイエンス」の領域、つまり「サイエンス」が未だ答えを出せない問題域に入っていると言われています。また、SFは哲学や宗教、もっといえば人間の実存の問題を問うこともできます。

 
 『地には平和を』で小松は、自身の戦時や敗戦直後の生々しい体験を、物語を通じて、普遍的、抽象的な問題に変換して見せています。

 
 『日本沈没』は、上下巻合わせて460万部にも及ぶベストセラーです。その構想のスケールの大きさ、道具立てのリアルさ、そして物語の背景にある問題意識の深さは、発刊から45年以上を経た今日でも少しも古色を帯びていません。単なる「近未来小説」とは違って、SFの強みが遺憾なく発揮された作品であったがために、多くの読者を得たといえるでしょう。
 
 宇宙の構造と人間型知性のあり様、そして個の存在の意味を繋ぐ「物語」としてのSF。これは小松SFのメインストリームである、いわば「宇宙構造探索系」の作品に共通する根源的なテーマです。『ゴルディアスの結び目』『虚無回廊』は、この系列にある作品です。
 


 「SFの視点にたてば、あらゆる形式の文学を、――神話、伝承、古典、通俗すべてのものを、相互に等価なものと見なすことができる。このことはやがて<文学の文学性>を、実体概念でなく、機能概念として見る味方に導く」(小松左京『拝啓イワン・エフレーモア様』)
 

<出典>
宮崎哲也(2019/7)、小松左京『小松左京スペシャル』、100de名著、NHKテキスト(NHK出版)

 

2019年6月25日火曜日

(1645)  どういう人へのアドバイスなのか

 
      最新投稿情報
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(K0786)  認知症診断を早く受けることを勧める理由 <脳の無健康>
http://kagayakiken.blogspot.com/2019/06/k0786.html
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 Facebook友達の赤木 美津子さんが「他人の目や考えを意識しすぎてしまう人の為のちょっと気持ちが楽になる10のアドバイス」を紹介していました(6/21)。興味深い内容なので引用します。

 私が思ったのは、「どういう人へのアドバイスなのか」ということです。タイトルはそれを踏まえて、「他人の目や考えを意識しすぎてしまう人の為の」「ちょっと気持ちが楽になる10のアドバイス」となっています。前半を忘れることが多く、これを忘れたアドバイスは、該当しない人にとっては的外れで、「小さな親切、大きなお世話」になってしまいます。
 
 添付図の右側が「10のアドバイス」で、それに対応する資質を想定して私が書いたのが左側です。左側の資質をもつ人にとってはありがたいアドバイスだが、そうでない人にとってはあまり役に立ちません。下手をすると違う資質を持っている人の「偏り」を助長してしまうこともあります。「アドバイスを言う」のは簡単ですが、相手にとって役立つアドバイスになっているのは、むしろ稀かもしれません。
 

 因みに、赤木 美津子さん「やっぱり6用?」とコメントしています。

 エニアグラムのタイプ6の意味です。
===== 引用はじめ
タイプ6<ニックネーム:忠実な人>


 タイプ6このタイプの人は、真面目、誠実であることを大切にし、周りと仲良くしたいという気持ちを人一倍強く持っています。何事に対しても忠実で誠実であり、責任感が強く、互いに支えあうシステムややり方で、協力的に、一所懸命に働きます。
 何事によらず、誤ったことをしてしまうのではないかという不安の感情をもち、不安の感情に対処するために自分の外側にあるものに頼ろうとします。規則や規範を尊び、何かのグループに属しようとし、権威ある人物に従順で、組織から命じられたことは忠実に実行しようとします。
 そのため、自分から積極的に物事を決めることはしようとせず、ずるずると結論を引き延ばす傾向が見られます。豊かな感情の持ち主なので、タイプ2と見誤られることがあります。
 このようなことから私たちは「忠実な人」(THE LOYALIST)と呼びます。
===== 引用おわり
https://www.enneagram.ne.jp/about/about_type
 

 上の説明を見て自分もそうだと思う方、「10のアドバイス」にピンとくる方、あるいは左側の「資質」が当てはまる方は、タイプ6かもしれません。
 


<出典>
他人の目や考えを意識しすぎてしまう人の為のちょっと気持ちが楽になる10のアドバイス
http://karapaia.com/archives/52275171.html?fbclid=IwAR2iDm_iRLbTXr2A4UyWcsgojhkjJHxIR4z9uJY9HjBJOx56WozTdaGhV_g


 

2019年6月24日月曜日

(1644) 【来月予告】『小松左京スペシャル』。【投稿リスト】シュピリ『アルプスの少女ハイジ』 / 100分de名著

 
      最新投稿情報
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(K0785) 「老後に2000万円必要」問題(2) / 野党は何を言っているか <高齢期の家庭経済>
http://kagayakiken.blogspot.com/2019/06/k078520002.html
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【来月予告】 『小松左京スペシャル』 / 100de名著
 
 2019年7月号 (100de名著)    テキストは、6月25日発売予定(NHK出版)
『小松左京スペシャル』。講師:宮崎哲弥(評論家)
 
 神なき時代の「神」を求めて
 
 宇宙全体のなかで、この「私」の存在にはどんな意味があるのか? 人知を超えた「何か」は存在するのか? かつては宗教的テキストがになったこれらの問題意識に、小松左京はSFという形式で挑んだ――。「地には平和を」『日本沈没』『虚無回廊』「ゴルディアスの結び目」等から、その壮大な試みに迫る!
 


【投稿リスト】 シュピリ『アルプスの少女ハイジ』

公式解説は、
https://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/88_heidi/index.html#box01
 
 
私が書いたのは、

 
(1619) シュピリ『アルプスの少女ハイジ』(0) / 100de名著
http://kagayaki56.blogspot.com/2019/05/16190100de.html
 

(1621) シュピリ『アルプスの少女ハイジ』(1) / 100de名著
http://kagayaki56.blogspot.com/2019/06/16211100de.html
 

(1628)  シュピリ『アルプスの少女ハイジ』(2) / 100de名著
http://kagayaki56.blogspot.com/2019/06/1628-2100de.html
 

(1635)  シュピリ『アルプスの少女ハイジ』(3) / 100de名著
http://kagayaki56.blogspot.com/2019/06/1635-3100de.html


(1642)  シュピリ『アルプスの少女ハイジ』(4) / 100de名著
http://kagayaki56.blogspot.com/2019/06/1642-4100de.html
 


<出典>
松永美穂(2019/6)、シュピリ『アルプスの少女ハイジ』、100de名著、NHKテキスト(NHK出版)

2019年6月23日日曜日

(1643)  勇気の系譜 第一部 使命(3) 村山元宏さん

 
      最新投稿情報
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(K0784)  存在感がなくなる(3) 別の選択肢。「高級老人ホーム」とは <見守り>
http://kagayakiken.blogspot.com/2019/06/k0784-3.html
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 村山は、県警によると、地震直後に町役場から南西約1キロの大槌交番にいたが、町役場に急行。ほかの警察官とともに住民を避難誘導しているところ、津波に流された。
 「今、流れる屋根の上にいる。濁流に呑(の)み込まれた。命の危険を感じる」。村山は当時、切迫した内容の無線を伝えていた。自らの命が危ぶまれるその状況でも、村山は、漂流している住民を流れる屋根に引き上げて救助したという。
 地震発生から数日後、村山の遺体が町役場から数百メートル離れたブロック塀付近で見つかった。警察学校で教官時代の村山の教え子だった機動隊員が発見したという。遺体は、部下だった小笠原が村山の自宅に送り届けた。
 
 あれから8年。小笠原は村山の死を通して「警察官の存在とはなにか」と常に自問している。
 人を助けて命を落とすのと、助けずに命が助かるのと、どちらがいいのか。きっと正解なんてないんでしょうね。警察官というのは、自分の身に迫った危険と、助けなきゃいけないという気持ちをてんびんにかけたとき、自然と助ける方をとってしまう。特に課長はその気持ちが強かったんだと思います
 
 東北管区警察局によると、東日本大震災で殉職したり行方不明になったりした警察官は岩手、宮城、福島の3県警で30人。国家公安委員会規則は、警察職員の職務倫理の基本を次のように定めている。
 「誇りと使命感を持って、国家と国民に奉仕すること」
 
 未曽有の災害に直面しながら、最後まで誇りと使命感を実直に貫き通した村山。小笠原は、肌身離さず持ち歩く警察手帳に、村山の名刺をしのばせている。
 警察官という仕事が好きだった人。今でも一緒に仕事をしたいと思っています
 


 ホームから転落した客を助けようとした李秀賢さん、敗戦濃厚の沖縄に赴任した島田叡さん、住民の避難活動で津波にのまれた村山基宏さんは、いずれも他者のために自らの命をなげうった。
 分断が進み、異なる意見の他者を排除しようとする不寛容さが増す現代社会。使命感を持って生きた3人に学ぶことは多い。
 


<言葉>
誠実は、人間の保ちうる最も高尚なものである
   ジェフリー・チョーサー(詩人)
もっとも尊重せねばならぬのは、生きることにあらず、よく生きることなり
 ソクラテス(哲学者)
 
このシリーズ(第一部) 終わり
 
<出典>

【勇気の系譜 第一部 使命】 村山元宏さん(上)(下)
(上)東日本大震災 殉職した警察官


   避難誘導、津波に巻き込まれ   産経新聞(2019/06/04)
https://www.sankei.com/affairs/news/190603/afr1906030035-n1.html
 
(下)元部下、名刺を肌身離さず
   警察官の誇り 使命感貫いた   産経新聞(2019/06/05)
https://www.sankei.com/west/news/190604/wst1906040029-n1.html

 

2019年6月22日土曜日

(1642)  シュピリ『アルプスの少女ハイジ』(4) / 100分de名著

 
◆ 最新投稿情報
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(K0783) 「老後に2000万円必要」問題(1) / 「老後に2000万円必要」問題とは何か(1) <高齢期の家庭経済>
http://kagayakiken.blogspot.com/2019/06/k07832000120001.html
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第4回  24日放送/ 26日再放送


  タイトル: 再生していく人びと
 
放映は、   月曜日 午後 10:25~10:50
再放送は、  水曜日 午前 05:30~05:55
 及び        午後 00:00~00:25
 


【テキストの項目】
(1)  クララの到着
(2)  ペーターの心の闇とクララの自立
(3)  ペーターへの教訓――心の中の小さな番人
(4)  新しい家族
(5)  喪失と再生――人間性回復の物語
 

【展開】

(1)  クララの到着

 クララが、おばあさまと一緒にアルムの山小屋にやってきました。フランクフルトの屋敷からほとんど外に出たことがないクララにとって、空も山も木も花も、何もかも生まれて初めてのものばかりで、すっかり夢心地です。「新しい力が湧いてくるかもしれませよ」とおじいさんが提案し、クララは4週間アルムで過ごすことになりました。
 クララとハイジは籠から放たれた小鳥のように喜び合いました。開放的なアルプスの対自然のなかで「命を吹き込むような」清らかな空気を吸い、明るい太陽を浴び、おいしい山羊のミルクを飲み、滋養たっぷりのチーズやバターを食べて――。
 

(2)  ペーターの心の闇とクララの自立

 よそ者のクララが来てからというもの、ハイジが相手にしてくれないことに「内心の怒りが最高潮に達していた」ペーターは、目の前にある車椅子に気づくと我を忘れて突進し、力まかせに急な坂へと突き落としました。素朴で優しいアニメのペーターとは大違いです。少年ペーターの心の闇が大きくなっていく様子が描かれています。
 山登りを諦めかけていたハイジとクララですが、おじいさんがクララを片腕で抱き、牧場に着きます。クララは、自分の心のある変化に気づきます。ふいに、自分のことは自分でしたいという、大きな願いが湧きおこってきました。
 クララの両脇をハイジとペーターが支え、何度か試しているうちに、とうとうクララは自分の足で前に進むことができるようになりました。
 

(3)  ペーターへの教訓――心の中の小さな番人

 クララのおばあさまも、お父さんのゼーセーマンさんも、車椅子に座っていないクララを見て驚き、ハイジに支えられて歩いているのを見て感動しました。
 車椅子を突き落としたペーターは、警察官に捕まって監獄に入れられると、ビクビクしています。すべてお見通しのおじいさんから事情を聞いたクララのおばあさまは、ハイジをクララにとられてしまったペーター少年の腹立ちを推し量り、咎めないことにしました。
 「悪いことをしてそれが誰にもバレないと思ったら大間違いで、神様はちゃんとごらんになっている。そして、誰でも心のなかに、神様が入れておいた小さな番人がいて、その番人は普段は眠っているけれど、その人が悪いことをすると目を覚まし、小さな棘でちくちく心のなかをつつくので、その人は痛くてじっとしていられなくなってしまう」。ペーターは自分が今まさにその通りの目に遭っていることに気づき打ちのめされます。
 「神様は、誰かが悪いことをしようとしても、それをすばやく御手のなかに引き取って、痛めつけられるはずたった人のために、よいことに変えて下さるの」と続けます。クララはきれいな花が見たいのに、連れて行ってもらう車椅子がなくなったから、がんばって歩けるようになったと言うのです。
 

(4)  新しい家族

 クラッセン先生は、ハイジの父親になって、自分の子どもとしてあらゆる権利を引き継がせたいと言います。深く心を動かされたおじいさんは、先生の手を強く握りしめるのでした。
 クラッセン先生は、フランクフルトを引き払ってデリフにやってきました。自分の住む部屋と、おじいさんとハイジの冬の間の住まい、それと山羊小屋を用意するための工事を進めます。
 クララのおばあさまは、もう決してハイジをフランクフルトに連れて行くようなことはなく、むしろ自分たちのほうからハイジに会いに毎年アルムにくることにしたのだと、ペーターのおばあさんに説明しました。
 クララは、生涯で一番楽しい思い出を与えてくれた美しいアルムとの別れを惜しみながら、お父さんとおばあさまに迎えられて、スイスイの旅に出ました。
 「ハイジ、讃美歌を私に読んでおくれ! あとはもう、賛美して、天におられる神様がわたしたちにしてくださったすべてにお礼を申し上げるしかないという気持ちだよ」。ペーターのおばあさんの感謝の言葉で、物語は幕を閉じます。
 

(5)  喪失と再生――人間性回復の物語

 ヨハンナ・シュピリの『ハイジ』という作品は、故郷や家族の喪失から再生する人々の物語として読むことができます。それはとりもなおさず人間性回復の物語であり、またクララに見られるように、本来持っていた生きる力を取り戻す物語でもあります。そういう意味でも希望に満ちた作品ですから、大人の読者の心にも響くのです。
 このように『ハイジ』には、百四十年前の話であるにもかかわらず、現代にも通じる要素がたくさん詰まっています。
 

<出典>
松永美穂(2019/6)、シュピリ『アルプスの少女ハイジ』、100de名著、NHKテキスト(NHK出版)

2019年6月21日金曜日

(1641)  勇気の系譜 第一部 使命(2)  島田叡さん

 
      最新投稿情報
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(K0782)  個人Blog 6月中旬リスト <サイト紹介>
http://kagayakiken.blogspot.com/2019/06/k0782-blog.html
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 昭和20年1月上旬の早朝、大阪府内政部長だった島田は、府知事の池田清から沖縄知事就任の打診を受けた。前任者は「出張」と称したまま、本土から戻っていなかった。
 しばしの沈黙の後、島田は何事もなかったような表情で受諾した。動揺したのは池田の方だった。池田は、島田が家族と相談することを想定し、あえて出勤前に伝える気遣いも見せていた。
 
 池田に対し、島田はこう伝えたという。「私が断れば、誰かが代わりに行く。それはできない」
 昭和20年4月、米軍が沖縄本島に上陸するが、島田が赴任したのはその約3カ月前。米軍の上陸を目前にしての赴任は死を意味していた。
 
 島田は沖縄に赴任後、県民約10万人の疎開を陣頭指揮し、食糧難の打開策として台湾米の入手に奔走した。官尊民卑の風潮が強い中、疎開の大切さを訴えるため村々まで分け入り、住民と泡盛を酌み交わした。最終局面を前に精神論を振りかざし、手をこまねくのではなく、知事として沖縄のためにやるべきことを尽くした。
 
 その後、日本軍は追い詰められ、島田は6月、ガマの中で県庁を解散する。その場にいた職員らに「女、子供に米軍は手を出さない。捕虜になりなさい」「生きて復興のためにがんばってくれ」と話し、摩文仁(まぶに)と呼ばれる地域で消息を絶った。
 島田の知事在任期間はわずか5カ月ほど。遺骨も見つかっていない。
 

 島田については、戦意高揚を鼓舞したとして一部で評価に懐疑的な見方もある。一方、戦後の混乱期だった昭和26年、沖縄県民らが資金を出し合い、島田が消息を絶った沖縄・摩文仁(まぶに)に島田らをまつる「島守の塔」を建立している。終戦から74年。島田が「島守」として今も語り継がれていることは事実だ。
 


<言葉>

困難は人の真価を証明する機会なり
   エピクテトス(哲学者)

わが行く道に茨多し されど生命は1つ この外に道なし この道を行く
 武者小路実篤(作家)
 

<出典>
【勇気の系譜 第一部 使命】 島田叡さん(上)(下)
(上)覚悟の沖縄赴任 最後の官選知事
   「生きよ」激戦地で消息絶つ   産経新聞(2019/06/02)
https://www.sankei.com/west/news/190602/wst1906020005-n1.html
 
(下)終戦74年 「島守」として今も
   沖縄県民に愚直に寄り添う   産経新聞(2019/06/03)
https://www.sankei.com/west/news/190602/wst1906020013-n1.html

2019年6月20日木曜日

(1640)  就職氷河期と、ひきこもり・親族殺人

 
      最新投稿情報
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(K0781)  存在感がなくなる(2) 二つの接し方 <見守り>
http://kagayakiken.blogspot.com/2019/06/k0781-2.html
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 Facebook友達の伊達 泉さんから ~ 例の「就職氷河期」世代?ですかね。 ~ とコメントをいただきました(1639)。長くなるので、稿をあらためました。
 
 どちらに関する質問かわからないので、両方書きます。
 
(1)  ひきこもり
 就職氷河期の影響を無視できません。
 
===== 引用はじめ
  全国の40~64歳のうち、推計61万千人がひきこもり状態であることが内閣府の平成30年度の調査で分かった。
 内閣府が27年度に実施した調査では、15~39歳の若年のひきこもりは54万1千人と推計された。
===== 引用おわり
(K0775)  老人ホームの91歳孤独死(3) / サ高住と有料老人ホームの違い <見守り>http://kagayakiken.blogspot.com/2019/06/k0775-913.html
 


(2)  親族殺人
 直接データはないのですが、「就職氷河期に集中している」とは言えないと思います。
 
===== 引用はじめ  箇条書き形式にした
動機は、
   「憤怒」が191(45.7%)で最多
   「怨恨」の48(11.5%)
   「介護・看病疲れ」の31(7.4%)が目立った。次いで、
   「異常酩酊・精神障害(疑いを含む)」の18(4.3%)
   「子育ての悩み」の17(4.1%)
   「生活困窮」の11(2.6%)など
===== 引用おわり
産経新聞(2019/06/06 )
 
 多様な動機があり、就職氷河期 固有のものではありません
 


(3)  「就職氷河期」差別?

 「就職氷河期」について度々触れていますが、当然、色々な人がいます。私が書くときは、わざわざことわりはいれていませんが、「一般論として、他の世代と比較して、このような特徴がある」ということを意味し、個々の個人がどうとは言っていません。
 しかし聞く人によっては、「就職氷河期の人は(みんな)こうだ」という取り方をしてしまい、差別につながる危険性があります。
 ただ、ここまで気にすると何も書けなくなります。誤解や差別にならないよう注意を払いながら、書き続けます。