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2016年8月4日木曜日

(589) 女性には、やはり愛が必要なのか?


「女性には、やはり愛が必要なのか?」と問いかけられたとして、
答は、容易に想像できる。
「女性には、やはり愛が必要なのだ!」

 
私は、この答には関心がない。私が関心を持ったのは、
(1)   「女性には、何故愛が必要なのか?」
(2)   「男性には、愛は必要ないのか?」


 
新聞の【全面広告】の中の囲み記事にあった。
普通なら読まないのだが、タイトルに引き付けられた。

そのタイトルは、
「美の本質を突く!
 女性には、何故愛が必要なのか?」
どうも、「愛」と「美」が絡んでくるようだ。

 

(1)   「女性には、何故愛が必要なのか?」

===== 引用 はじめ

 昨今、メディアでは年の差婚が次から次へと出てきている。50代・40代・30代の有名女性タレントが若い一般男性と付き合っている、などのニュースもある。これらの年の差婚をしている人たちを見ると気づく事がある。それは、「キレイになったな! 若くなったな !! 」と思う事だ。これらの理由は、まさか…

 決してお相手の若い人のエキスを吸い取っているわけではなく… 「強い愛」を感じる事によって、「美しく若く」なっていくのではないかと思う。

===== 引用 おわり
 
 同年代でも同じことが起こるが、年の差婚の場合は、若い人の「愛」の量が多いから、顕著に表れる。そして“特に女性は、不思議な生き物だ。その「愛」の影響が、外見にすぐ出るように感じる”。


 さて、「愛されると、キレイになる」のだが、「キレイになると、愛される」のでもある。“「愛」を一度得て「魅力的」になってしまえば、さらに強い愛を得られ、好循環でどんどん魅力的になるのだ”。とするなら、どうすればこの好循環に入っていけるかを知りたくなる。

 

 このあたりから【広告】の世界に入っていく。

===== 引用 はじめ

 若くてキレイでありたい女性は、愛が必要であるはずだ。それさえあれば、キレイになれるのだから。しかし当たり前だが「愛」は売っていない。売っていたらどんだけ楽な事だろう。

===== 引用 おわり

 ここから広告としての佳境に入っていく。「愛」は売っていないが、「キレイ」は買うことができる。「長崎県産生姜シロップ」を買えばよい、となる。

 
 私はいささか衝撃を受けた。申し訳ないが「長崎県産生姜シロップ」に衝撃を受けたのではない。「若くてキレイでありたい女性は、愛が必要であるはずだ」ということにである。これが正しいとすると、

「女性には、何故愛が必要なのか?」の答えは、「若くてキレイでありたいから」ということになる。女性とはそのような生き物だったのか。

 
それに引き換え、男性は、なんと初(ウブ)でロマンチックなのだろうか。「女性が若くてキレイでありたいと思うのは、自分の愛が欲しいから」だと勘違いしている(私だけ?)。可愛いと言うか、バカと言うか。勘違いしたままの方が、お互いに幸せかもしれない。

 

(2)   「男性には、愛は必要ないのか?」
については、次回。

 
出典:産経新聞(2016/07/27)

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