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2016年8月27日土曜日

(612)  モーリス・ルブラン 怪盗ルパン「奇巌城」



 2016824日(水)放映済み BS朝日「あらすじ名作劇場」

あらすじは、後ろの方に書いている。

 
ヒットの出なかった純文学者モーリス・ルブランは、友人の編集者から頼まれ、気の乗らないまま、一回だけのつもりでルパンの作品を書いた。ルパンは捕えられ、投獄された。しかし、大人気を博し、ルパンは脱獄して、シリーズものとして活躍するようになった。


 ルパンシリーズは19051939年、モーリス・ルブランの生涯は,18641941年。重ね合わせると、41歳から書き始め、35年間続き、死ぬ2年前に終わっている。モーリス・ルブランの生涯は、ルパンシリーズとともにあった。

 ===== 引用 はじめ

どこへ行っても付きまとう
ルパンは私の影ではない
わたしがルパンの影なのだ

わたし小説を書くとき
机に向かっているのはルパンであり
私は彼に従うだけだ

===== 引用 おわり

 
小説は、書くものではなく、書かされるものだと聞く。

 

怪盗紳士アルセーヌ・ルパン
===== 人物像 はじめ
 
紳士にして、冒険家。変装の名人でいくつもの変名を持つ。貴族の城館や資本家の邸宅などを襲い宝石や美術品、貴重な家具などを盗んでいく大胆不敵な大泥棒。また、脱獄の名人でもある。

 一方、善良な者を助ける義賊的な性格もあわせ持っており、虐げられた婦人や子供にとっては頼もしい保護者となる。

多くの女性に惚れ、また彼も多くの女性を虜にしているが、作中に描写される限りでは浮気はしていない。しかし、彼と深い仲となった女性の多くは様々な事情で短命であったため、結果的に多くの女性と恋愛をしている。

==== 人物像 おわり
Wikipedia 『アルセーヌ・ルパン』

 

怪盗ルパン「奇巌城」
===== あらすじ はじめ

ノルマンディーのジェーブル伯爵邸で、殺人事件と絵画の盗難事件が発生した。事件の影には、すでに伝説的怪盗として名を馳せていたアルセーヌ・ルパンの影があった。高校生探偵イジドール・ボートルレは次々に謎を解き、ルパンの足取りを突き止めてゆく。フランス王家の財宝やガニマール警部、イギリス人探偵エルロック・ショルメも絡み、事件は次第に壮大な全貌を見せはじめる。

<<< 作品内の暗号 >>>

ボートルレは数字を母音に、カンマを子音に置き換え、5行目からAiguille creuse(エギーユ・クルーズ)という単語を導き出し、クルーズ県のエギュイユ城からレイモンド嬢と父親を助け出すが、これはルパンのそしてルイ14世による策略に見事に引っかかる結果となってしまった。最終的にボートルレはすべてを読み解く。なお、4行目の暗号はまったく異質のものである。

===== あらすじ 終わり
Wikipedia 『奇巌城』

 

次回は、
 
ヘッセ「車輪の下」
831日(水)22:00-23:00 放送】 BS朝日

 
BS朝日「あらすじ名作劇場」

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