「高齢者の居場所づくり」は、重要な課題である。
(1)
消極的には、①高齢者のひきこもりを減らし、②認知症を予防する
①
特に男性がひきこもりがちで、一日中家でゴロゴロされると奥さんがノイローゼになりかねない
②
奥さんがいない男性が特に切実になるが、人と接触しないと認知症が進む。テレビでは双方向の反応がないので役立たない
(2)
積極的には、①高齢者の生きがい、②社会貢献へもつながる可能性がある
①
能力的に健康的にも優れていても、それを発揮できる場がないと生きがいにつながらない
②
公的機関でまかなえない社会ニーズがたくさんある。居場所があればマッチングの可能性もあり、社会貢献につながることもある
先日(8/7)「第1回『居場所』サミット in 神戸」が開催されたが、
時宜にかなったものである。その様子は、(595)に書いた。
(1)
「東播磨生活創造センターかこむ」の「シニア交流サロン」(←これ自体、高齢者の居場所)で聞いたときは、「図書館に行く」と言っていた。無料で冷暖房完備も魅力。
(2)
私が通っているスポーツジムは、私が「デイ会員」であるからかも知れないが、高齢者が多い。私は不定期(曜日・時間)に通っているが、いつ行っても居る人もいる。毎日の日中のほとんどをスポーツジムで暮らしているようだ。有料だが、冷暖房完備で、健康に良い
(3)
神戸市「シルバーカレッジ」の入学式には、本人の意思ではなく、奥さんの「指示」で来る人も多いらしい。入学手続きから会費納入まですべて奥さんが手配し、本人は「行けと言われたから来た」状態。有料だが、活動や人とのつながりに通じる
(4)
NPO法人新現役ネット(高齢者限定ではないが、高齢者が多い)で私が主催している「読書サロン」(例えば、(577) )に参加される高齢者は見識の高い人が多く、刺激になる
(5)
高齢者癒すゲーセン: 若者の集まる場所として定番の一つだったゲームセンターが、高齢者の憩いの場としても利用されている。運営する企業は、サービス介助士の資格を持つ定員を配置したり、血圧計を用意したりと「お年寄りが居心地のいい空間」づくりに工夫を凝らす(産経新聞 2016/07/26)
(6)
県内の公民館 利用、高齢者に偏る: 県公民館連合会(加古川市)は、県内公民館の運営状況について施設や利用者に実施したアンケート結果を公表した。 … 課題としては、「利用者が高齢者に偏っている」が64.0%と最多、 … 利用者のアンケートでも、70代以上が41.7%、60代が31.9%で、施設側が課題と受け止めていることと同様の結果が出た(産経新聞 2016/7/21)
報告書のP.9
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