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2016年7月17日日曜日

(572) 『老舗料理店の女将がつくる 夫のがんを消した 最強の食事』


「謹呈」として、本を受け取った。

 
『老舗料理店の女将がつくる 夫のがんを消した 最強の食事』
薩摩智恵子=著、薩摩和男(株式会社美々卯社長)=コメント
かんき出版(2016/7/11)、定価=本体1400円+税


高校の同期会でいつもお世話になっている薩摩和男からで、いつもお世話になっているのは私なのに、贈っていただき恐縮に思っている。

せめて、紹介させていただく。

 
私自身は、今のところ、がんと言われていないが、周囲にはけっこういる。他人事ではない。

 
 夫が56歳の時に悪性リンパ腫(*1)にかかり(ステージ3にほぼ近いステージ2)、妻の食事指導(マクロビオティック)のみにより回復し(*2)、今では病気の前より元気でトライアスロン、100km ウルトラマラソンなどにも挑戦している。

(*1) 悪性リンパ腫は、抗がん剤で治療しても、5年生存率は50%程度と言われている
(*2) 食養法を開始して6ケ月後くらいから、腫瘍マーカーは大きく減少しはじめ、がんを告知されてから1年4ケ月後には正常値になった。3年目にはCT検査の結果、腫瘍も認められなくなった

 
「マクロビオティック」とは何かについては、本をお買い上げいただければと思うが、Google 検索でトップの http://www.chayam.co.jp/macrobiotic/ を見ると、ざっとしたことが分かる。

 
「食養法」について書いてあることを抜き書きすると、

食養法の中心:
  食べるもの・食べ方によって、病気を根源となるものから改善していこう、という考え方

食養法の基本:
  病気になったら、その原因を引き起こしている有害な物を食べるのをやめる
  崩れてしまった陰陽のバランスを取り戻す物を食べ、身体の状態を整えていく

 

いただいた本をざっと読んだ。ポイントになると思った感想を書く。

1.書いてあることは事実だろうが、全ての人に同じことが起こるか、私にはわからない。「こんな例もある」。ただそれだけでも、多くの人に希望を与える本だと思う

2. 結果的には食養法のみで回復した(がんが消えた)のだが、抗がん剤治療を「拒否した」のではなく、「待って」もらった。医学的チェック(開腹など検査や腫瘍マーカー等)と、本人の直感・感覚で確認しながら、方針を決め、食養法を進めた

3. マクロビオティックに関する妻の知識・経験と専門家の指導とがあった

4. 妻が厳しく指導し(*)、夫(本人)が従った
(*) 基本ルールは、
 ① 1日3食食べる
 ②   外食はしないで私が作るものだけを食べる
 ③   必ず100回以上噛む

5. 夫(本人)は、できる範囲で調べ、納得したことを進めた

6. 継続するためには美味しく食べられる配慮と実践が必要である(「3章 実践編 おいしくて簡単! マクロビオティックのつくり方」に詳しく書いてある)

7. マクロビオティックが本来 有効であっても、きっと2~6などの環境を揃えることが必要で、そこが難しそうだ

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