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2017年12月26日火曜日

(1098)  趣味辞典 ~ 全500趣味 ~ / 趣味とは何か(趣味の5要素)


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(K0239)  趣味辞典 ~ 全500趣味 ~ / 趣味(14) 趣味の辞典(7) / トライアングル理論(27) <定年後>
http://kagayakiken.blogspot.jp/2017/12/k0239-500-14-727.html
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趣味辞典~全500趣味~(編集:藤波進 2017/12/16)を開示する。
  ©2017 藤波進


 

ここでは、【趣味の5要素】について述べる。

【趣味とは何か(10種類の趣味)】については、
http://kagayakiken.blogspot.jp/2017/12/k0239-500-14-727.html
を参照してください。

 

【趣味の5要素】

1. 楽しさ

2. 自己目的性

3. 自発性(無拘束性)

4. 本能性

5. 本人依存性

 

<各論>

 

1. 楽しさ

(1) 楽しくなければ趣味ではない

(2) 高次の楽しさと低次の楽しさがある
 習い事をしていて厳しい師匠の指導が辛くて泣いてしまったけれど、それでも習い続けたいなら、低次の楽しさはないけれど、高次の楽しさはある

(3) 楽しいからと言って趣味とは限らない
 仕事が楽しくて「仕事が趣味」という人もいるが、それは趣味ではない(後述)
 

2. 自己目的性

(1) 趣味をしていて結果としてご利益があることがある。例えば、ラジオ体操をしていたら健康になった

(2) しかし、健康を目的にラジオ体操をするなら、それは趣味ではなく、健康増進のための手段である

(3) 「何故、その趣味ですか?」という問に対して、「その趣味が楽しいからです」と答えるのが、本来の趣味である
 

3. 自発性(無拘束性)

(1) 原則として、強制されるものは趣味ではない。「したいからする」のが趣味である

(2) ただし、まったく無強制とは限らない
 部活で楽しむ野球は趣味で、楽しくて練習にも参加する。練習への参加は、義務付けられているが、野球をするのが楽しくて参加するなら趣味である。しかし、練習参加の強制が楽しさ(高次の楽しさを含む)を上回って苦痛になったら、その野球は趣味ではなくなる。
 

4. 本能性

(1) 本来、趣味は生物としての本能に結びついたものではないか。例えば、五感に結びつく趣味、感性を揺さぶられる趣味、体を動かそうとする趣味、闘争心をかきたてられる趣味、仲間と楽しみを共にする趣味、集めようとする趣味、知ろうとする趣味、等々。これらは内から湧きおこる本能の欲求と直結している。

(2) ただし、「生物としての本能」とは何かを定義しないと、この仮説は証明できない(ここでは追求しない)

 

5. 本人依存性

(1) 本人の取り組み方によって趣味になったり趣味でなくなったりするものがある
 仕事や勉強の為に取り組む語学は趣味でないが、そのものが楽しくて取り組む語学は趣味である。「語学は趣味か」という一般論としての問には、YesともNoとも答えられない

(2) 金が絡むと趣味の境界が明確でなくなる
 宝くじ、競馬の馬券、テレビショッピングなど金が絡んでくると、趣味といってもある限度を超えると、それは趣味ではなくなる。境界線は、明確ではない。本人がどこまでコントロールできるかが大切である(なお、賭けマージャンは違法)

(3) 本人の取り組みに拘わらず趣味でないものがある
 仕事は仕事であり、「仕事が趣味」ではない。「趣味的に仕事をする」ことはありえるが、度を超すと仕事ではなくなる。仕事と趣味は、追い詰めていくと両立しえない。「ボランティア」も同様。

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