◆ 最新投稿情報
=====(K0226) 「発症遅らせることが重要」 / 健康寿命延伸、認知症対策を探る(2) <脳の健康>
http://kagayakiken.blogspot.jp/2017/12/k02262.html
=====
目次 / 第8章 移動体センシングと行動認識
1. モバイルセンシング
2. まち空間におけるモバイルセンシング3. 移動体センシングとレコメンデーション
個人的な感想:
=====
私は、否定的に読んだ。恐ろしい話である。知れば知るほど、怖くなる。悪意で利用されると、甚大な被害を受ける可能性があると思う。私は、絶対に、このような機能を使いたくない。
「実験で」「ここだけ」と言われても、自分の位置情報を提供できるように一度でも許可すると、その後は、どこのだれか分からない人に自分の位置をたえず把握される危険性が高い。
「あなたの便利のためですよ」と言っているが、所詮は売らんがために相手は使うのだから、気づかないまま、他者からコントロールされる。物を売りつけられるだけならまだしも、何をされるか分からない。その場限定で情報端末を供給してもらってなら使うが、自分の携帯は縁切りとして、使わない。
(この本では出てこないが)携帯にウィルスが侵入すると、居場所、電話内容、メール内容がつつぬけになるだけでなく、録音機能、写真・ビデオ機能を外部からコントロールできるので、周辺の音声情報、視覚情報まで盗み取られる。しかも、ウィルスに侵されていることを気づかない。
人々は、あまりにも無防備だと思う。実験に参加することは、ウィルスを自ら招き入れるようなものだと思う(実験をしている人たちに悪意はないだろうが、彼らは我々の安全を保障しないし、責任もとらないだろう、と私は思う)。=====
<各論>
1. モバイルセンシング
(1) センシング対象となる情報
① モバイルセンシング
移動体(動くもの:人や乗り物や動物など)にセンサを装着し、移動しながら情報をセンシングすることをモバイルセンシング、あるいは移動体センシングという。
② モバイルセンサで測定可能な項目の例:
----------------------------センサ / 測定対象 / 推定項目
============================
加速度センサ / 振動、傾き / 活動量、姿勢
気圧センサ / 気圧 / 高度の変化
電界強度センサ / 公衆電波電界強度 / 自己位置
生体電位センサ / 皮膚表面電位 / 心拍、脳活動
温度センサ / 外気温 / 外気温
地磁気センサ / 地磁気 / 方位
ガイガーカウンタ / 放射線 / 放射線量
(2) ウェアラブルセンシング
① ウェアラブルセンシング
移動体センシングにおいて、センサを身につけてセンシングすることをウェアラブルセンシングと呼ぶ。
② ウェアラブルコンピューティング
スマートフォンやスマートウォッチ等の身につける情報通信端末を使用して、情報の収集や情報処理を行うことをウェアラブルコンピューティングという。
(3) ユビキタスセンシング
① ユビキタスセンシング
生活環境中の情報通信機器(人感センサ、デジタルサイネージ、無線LANアクセスポイント、情報家電、街頭カメラなど)により、ユーザの行動モニタリング、モバイル端末から得られるユーザの情報の補強や通信が可能となる。ユビキタスセンシングとは、環境中のいろいろな場所に設置されたセンサによる情報収集のことを指す。
(注)デジタルサイネージとは:屋外・店頭・公共空間・交通機関など、あらゆる場所で、ディスプレイなどの電子的な表示機器を使って情報を発信するシステムを総称して
「デジタルサイネージ」と呼びます。
http://www.digital-signage.jp/about/
② ユビキタスコンピューティング
このような機能を有する環境設備型の情報通信端末によりセンシングした情報を処理することをユビキタスコンピューティングという。
2. まち空間におけるモバイルセンシング
(1) まち空間における行動認識の利用
① スマートシティ
ユビキタスセンサなどをまち空間に埋め込んで情報通信技術を駆使して様々なサービスを提供できるようにした施設など。まちに来た人にリアルタイムに特定の場所で情報提供するような試みも行われている。
② 活用例
まちなかの行動を推測し、特定エリアの動線の把握や利用者への個別の情報提供を実現しようとする動きもある。
(2) 屋内測位
① 屋内測位サービス
公共空間や商用ビルなどの情報提供において、ビル内に来た人の位置を把握して情報提供する。
② NFC機能を用いた位置推定
NFC(近距離無線)機能を用いたモバイル端末の位置推定方法は、NFCチップの埋め込まれたモバイル端末やカードと通信を行ったNFCリーダ/ライタ端末の設置位置が通信時点における端末位置なるというシンプルなものである。
(3) ヒューマンプローブ
① ユーザの周囲環境の把握
携帯情報通信端末を用いて、光環境、音環境、温冷環境などをセンシングすることにより、ユーザの周辺環境の把握が可能になる。
② ヒューマンプローブ
GPSなどの位置情報機器と併用し、ユーザの周囲の状況、また周囲の状況により引き起こされるユーザの行動を把握することにより、広範囲の環境情報を習得することができる。人間の移動による走査型の環境情報モニタリング方法を、ヒューマンプローブと呼ぶこともある。
3. 移動体センシングとレコメンデーション
略
出典
川原靖弘、「第8章 移動体センシングと行動認識」、川原靖弘・斎藤参郎、「ソーシャルシティ」、放送大学教材(‘17)
0 件のコメント:
コメントを投稿