挫折体験は誰にもあり、これを避けようとすると、何もできなくなる。
挫折体験を通じて、現実的な解決に向かい、更に未来に向かえる人もいる一方、
現実的に解決できず、精神が弱まり、悪循環陥る人もいる。
挫折にどう向き合うかにより、その人の人生が変わっていく。
===== 引用 はじめ
健康人は不満足な結果という事実に対して、より努力するか、要求水準を引き下げるかの現実的な判断をします。
これに対して、神経質では、結果という事実から目を背け、高い要求水準を引き下げることもできず、堂々めぐりの悪循環に陥ります。
健康人のように挫折体験を現実的に解決すれば過去の失敗は「笑い話」になりますが、
神経質では自分の要求水準が高くなりすぎてしまい、独りで劣等感を感じ続けることになります。
===== 引用 おわり
森田療法の説明から、引用した。
次のように続く。
===== 引用 はじめ
このような「生き方」の問題が神経質の本質であると見抜いたのは森田の慧眼で、同時に「神経質を活かす」ことで健康を取り戻すという解決法まで提示してあることが、森田療法が最強の精神療法とも言われる理由なのだと筆者は考えています。
===== 引用 おわり
星野良一、「浜松医大の入院森田療法・外来森田療法」―わかりやすい森田療法に取り組んだ20年―、メンタルニュース No.33(2015年11月) 、(公財)メンタルヘルス岡本記念財団、P.2
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