放送大学
「仏教と儒教 ~ 日本人の心を形成してきたもの ~ 」
を半年かけて学ぶ。
今日、多様な文化を深く理解し、それぞれの優れた点を統合して新しい文化を創造していく能力さえ求められている。その能力を育てていくためには、まず自国の文化の歴史や特質、そこにあるさまざまな人間観・世界観等を理解しておくことこそ重要だろう。
私たちは自国の文化の伝統を深く尋ねることにより、自己のいのちの基盤が自覚され、またそれらをどのように未来に活かすかの構想も描かれて、より豊かに生きることができるだろう。
そうした文化の根底にあるものは、思想・理念である。ものの見方・考え方が根本にあって、そこからさまざまな具体的活動も展開されていく。
日本人のものの見方・考え方として、思想として言葉を伴って展開されたものといえば、仏教と儒教が中心である。仏教も儒教も外来思想だが、日本に受容され追求されていくなかで、日本独特のものが形成され、そこに日本人独特の感性や霊性が反映されている。
日本文化・思想への理解を深めていきたい。
目次
1. 序論 仏教の成立と広がり
2. 仏教の日本への伝来
3. 平安時代の仏教
4. 鎌倉時代の仏教(1)源信・法然
5. 鎌倉時代の仏教(2)親鸞・一遍
6. 鎌倉時代の仏教(3)栄西・道元・日蓮
7. 近世・近代の仏教
8. 仏教と日本文化
9. 中国文化と儒教
10.
日本文化と儒教
11.
日本における儒教の受容
12.
日本儒教の完成(古学の1)
13.
日本儒教の完成(古学の2)
14.
日本社会における儒教の影響
15.
日本の思想 神道・仏教・儒教と近代化
引用:
竹村牧男・高島元洋(2013)、仏教と儒教~日本人の心を形成してきたもの~、放送大学教材
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