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2021年8月9日月曜日

(2420) 使えなくても、集める男、捨てない女/ 男と女の違い(36)

 【 読書 ・男と女の違い 】男性の部屋にずらりと飾られた「ペットボトルのおまけ」「似たようなデザインの腕時計」。女性の部屋のクローゼットに眠る「流行遅れの服」や「ショップ袋」、キッチンの棚を占領する「大量の空き瓶」


収集癖

 

A)     ここが違う

男:男は使えないものを集める

女:女は使えそうなものを捨てられない

 

B)     相手が集めている不要なものを処分したいとき

男から女へ:必要になったら、また買ってあげるよ

女から男へ:一旦、しまっていい?

 

【展開】

A)   ここが違う

 

男:男は使えないものを集める

 とにかく揃えたい! 収集すること自体に意味を見出す男

 「収集癖」として重症なのは、どちらかというと男性の方です。

 狩猟本能があるため、何かを「狩って」自分の「巣」に持ち帰ることで満足感が得られるのです。また、自分のお気に入りの「趣味のモノ」に囲まれることで、独自の世界観をつくり上げ、演出・アピールしようとする傾向もあります。棚に飾って見せびらかす人が多いのはこのためでしょう。

 このように収集癖が発揮された結果、フイギュアやカードなどのおもちゃ類、ライターやレコードなどの趣味のモノがどんどん部屋に溜め込まれていきます。つまり、女性にとっては「使えないもの」ですね。

 

女:女は使えそうなものを捨てられない

 それ、いつ使うの? 使えそうなものを捨てられない女

 いっぽう女性が集めるのは「使えるもの」。「流行遅れの服」も着ようと思えば着られますし、ジャムなどの「空き瓶」や服を買ったときに包装してもらう「ショップ袋」も、何かを入れる際にはたしかに便利でしょう。

 とはいえ、流行遅れの服を本当にまた着るときが来るのか、空き瓶に入れるべきものはあるのか、紙袋は1つか2つあれば十分じゃないか……と検証していくと、結果的には男性と同じく「いらないモノ」を集めている。女性の場合は「集める」というより、「使えそうなものを捨てられない」と言ったほうが正しいでしょう。男性のように、喜んで集め

ているわけではないようです。

 

B)   相手が集めている不要なものを処分したいとき

 

男から女へ: 必要になったら、また買ってあげるよ

 「こういうときに便利だ」「あれが壊れたら出番がくる」など想定している妻に対して、「そのときがきたら、新しいのを買おう」「欲しいものをプレゼントするよ」と説得します。

 

女から男へ:一旦、しまっていい?

 無理矢理捨てるのではなく、「そんなに大事な物だったら、壊すといけないからあっちの部屋に持っていっていい?」など、徐々にしまっていき、飽きるのを待ちます。

 

<出典>

五百田達成、『察しない男、説明しない女』、No.21



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