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(K0695) 早く死ねるワースト20 <体の健康>
http://kagayakiken.blogspot.com/2019/03/k0695-20.html
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今回の「大阪メトロ サイト誤訳」は、必ずしも単純な手抜きとはいえないようだ。
===== 引用はじめ
大阪メトロは昨年9月ごろ、日本語ページの新着情報を自動翻訳し、外国語ページに掲載する仕組みを導入した。同社の広報担当者は「それまでの外国語ページは、観光情報などの限られたページのみを作り込んで掲載していた」というが、訪日観光客の増加を受け、新着情報や運行情報などもリアルタイムで提供しようと、米Microsoftの自動翻訳ソフトを導入した。
しかし「トップページや駅構内図などのページはチェックしていたものの、日々更新されていく情報までは確認が追い付いていなかった」という。19日現在、ページ全体の見直しを進めているが、再公開のめどは立っていない。
===== 引用おわり
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1903/19/news072.html
「新着情報をリアルタイムでお知らせするため、自動翻訳を採用しています。一部誤訳があるかもしれません。ご容赦ください」と書いておけば良かった。書かないなら、チェックすべきだった。
今回の誤訳の責任をマイクロソフト自動翻訳に負わせててはいけない。また、担当者に負わせてもいけない。そんなことをしていたのでは、同じことを繰り返すだけだ。
改善提案としては、次のようなものがある。
===== 引用はじめ
大阪メトロに推奨されるのは、「やさしい英語」でサイトを構築し、それを自動翻訳にかけて中国語・韓国語・タイ語でも情報提供するという方法である。翻訳は1回しか行われないので、誤訳が積み重なることはない。===== 引用おわり
http://agora-web.jp/archives/2037916.html
賛成する。関係代名詞など使わない「やさしい英語」にすれば、誤訳が少なくなる<(1550)参照>。日本人が日本語で書くとついつい「むずかしい日本語」になるが、日本人が英語で書くと「やさしい英語」になるのではないか。単純に書いていけばよい。大きな間違いは、和訳した日本語でチェックできる。
英語以外の訳のチェックは、更に難しい。少しでも誤訳を減らしたい。
「大阪メトロでは中国語・韓国語・タイ語でも情報提供している。日本語からこれらの言語に直接翻訳するのではなくて英語を介して翻訳した場合には、英語化での誤訳と、他の言語化する際の誤訳が積み重なる恐れがある。」「研究者の多くは自国語と英語の間での自動翻訳について研究しており、英語以外の言語間の自動翻訳の研究は少ないので、誤訳が積み重なる可能性は高い。」
この事件を面白おかしく笑ったり、馬鹿にしたりしているだけでは、何も良くなっていかない。自分の楽しみの為に他人の間違いがあるわけではない。
世の中に無意味なものは、何一つない。失敗を生かそうという意欲がないとき、失敗は失敗のまま放置される。
このシリーズは、終わり。
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