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2019年3月18日月曜日

(1540)  二段階の決定プロセス(楽観と悲観)

 
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(K0681) 『認知症がやってきた!』 <脳の健康><介護>
http://kagayakiken.blogspot.com/2019/03/k0681.html
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 決定に至るプロセスを二段階にわけてみる。一段階目で選択肢を集めて評価し、二段階目で選択肢の中から一つを選ぶ。この二つの段階は、分けて考えるのがよい。
 
 以前に病院の決定プロセスを話題にしたことがある。一段階目で、有望な病院を選び出し、比較するのだが、ここでは、インターネットを活用する人が多い。しかし、彼らも、二段階目ではインターネット離れし、口コミを重視する傾向がある。最後に決めるには、インターネット情報は信頼に足らないからである。
 


 今回は、楽観と悲観という観点から、二段階の違いを見る。決定プロセスが比較的スムーズに進んでいく人と、ギクシャクしてしまう人との違いを見ていく。
 
 選択肢があるということは、どの選択肢にも良い点と悪い点の両方がある。もしも良い点ばかりなら、迷うことなくそれを選ぶし、悪い点ばかりなら、迷うことなく捨てるので選択肢として残らない。
 

 比較的スムーズに進む人の特徴は、一段階目で悲観的、二段階目で楽観的である。一段階目で選択肢を集めて評価するのだが、そこでは悪い点を重視する。これを選んだらこんな悪いことが起こるが、それを自分は受け入れられそうかを吟味する。二段階目で決定するのだが、そこでは良い点を重視する。これを選んだのでこんな良いことが起こると、希望に満ちて歩み始める。悪いことも起こるがそれは承知している。悪いことを最大限抑えるよう努力し、残ってしまった悪い点は、納得して受け入れる。
 
 ギクシャクしてしまう人の特徴は、一段階目で楽観的で、二段階目で悲観的である。一段階目で選択肢を集めて評価するのだが、そこでは良い点を重視する。これを選んだらこんな良いことが起こると、良いことを最大化させようと選択肢を絞っていく。二段階目で決定するのだが、そこで初めて悪い点が気になる、或いは、悪い点に直面する。準備ができていないので、アタフタしてしまう。あちらを選んでいたら、こんな悪いことは起こらなかっただろうと、迷いが出てくる。その結果、決定できないか、決定しても直ぐ放棄してしまう。


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