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2019年3月6日水曜日

(1532)  米中首脳会談 五つの特徴が共通

 
      最新投稿情報
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(K0673)  在宅医療に関する国民のニーズ <高齢期の医療>
http://kagayakiken.blogspot.com/2019/03/k0673.html
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 米中首脳会談は、普通と違っているので、興味深い。トランプ大統領と金委員長は、とてもよく似ている。
 

(1)  会談前は自信満々・楽観的見通し

 会談前に自信がなさそうだったり、悲観的だったりして、それで良くなることは何もない。失敗しないかと思うから自信がなくなる。失敗しても成功と主張すれば失敗はない。言いつくろえない失敗があったら、相手のせいにすればよい。
 

(2)  互いへの敬意

 相手が約束を守るような高潔な人では尊敬に値しない。相手が平気で嘘をつくなら、それには敬意を感じる。何故なら、偉大な自分と同じだから
 

(3)  人格否定はしない

 会談後、相手の人格否定をしていない。交渉するときには、感情的に人格否定した方が負けだし、交渉の可能性を残したいなら人格否定はしない方がよい。
 一方、未だ会っていない段階では、相手を挑発したり、テーブルに着かせたりするために、徹底的に人格否定してもよい。会った時に「会ってみて素晴らしい人だとわかった」と言えばよい。

===== 引用はじめ
 たとえば金委員長は、トランプ大統領を「おじけづいた犬」「政治家ではなく、火遊びが好きなちんぴら」と罵っている(20179月)。
 「世界平和を壊す者」「老いぼれ」とも言う声明も発表していた(201711月)。
 
 一方のトランプ大統領は「リトル・ロケットマン」と繰り返し、「病んだ子犬」(201711月)とまで言い切ったこともある。
 Twitterでは「狂人」(20179月)と言い切り、さらに「老いぼれ」と言われた際には「チビとデブなんで呼んだことはない」(201711月)などと言い返したこともある。
 
 金委員長は会談を「歴史的な出会い」と評価し、トランプ大統領と「共にやりとげることができる」とその成果を強調した。
 2国の間には「足を引っ張る過去」「誤った偏見と慣行」があるとしながら、「すべてを乗り越えた」と指摘。「会談の実現に努力をしてくださったトランプ大統領に感謝いたします」との謝意も示した。


 一方のトランプ大統領は金氏を「とても良い人だ。頭もよく、優れた交渉者で才能がある。自分の国を愛している」と褒めちぎった。
===== 引用おわり
https://www.buzzfeed.com/jp/kotahatachi/kim-trump
 

(4)  会議は成功だったという

 決裂した会議は誰が見ても失敗だったが、成功だったと言っている。
 

(5)  真っ赤な嘘

 「制裁の全面解除を求めた」「人民生活に支障をきたす項目だけ」。どちらかは分からないが、どちらかが真っ赤な嘘をついている(*)。でも、嘘をつかれた方は、感情的には怒らない。今回はたまたま相手が嘘をついたのであって、次回は自分も嘘をつくかもしれないから。交渉相手が嘘をつくのは織り込み済み。
(*) 嘘をついているのは、金委員長だろう。報道によれば、米制裁措置の全面解除をトランプ大統領に迫ったのは、拡大会議(米側16人、北朝鮮側5人が同席)の場であった。米国においては、16人の同席者がいる場での発言で嘘をつくのはまず不可能だろう。北朝鮮においては、5人の同席者がいても、嘘を押し通せるだろう。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/55649?page=2


添付写真は、このサイトから転載。
 


 二人とも、この五項目に当てはまると思う。つまり、似ている。
 
 トランプ大統領は、世界中を敵に回している。今は、安倍首相と仲良しだが、いつ手の平を返すかわからない。そうなったとき、トランプ大統領の唯一の無二の親友は、金正恩になるのではないか。


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