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2019年3月22日金曜日

(1546)  人を良くするIT、悪くするIT / 大阪メトロ サイト誤訳(2)

 
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(K0687)  最期の希望の伝え方 / 最期の選択(3) <脳の健康><介護><臨死期>
http://kagayakiken.blogspot.com/2019/03/k0687-3.html
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 大阪メトロの誤訳は、IT(Information Technology)による主体の喪失によるものだと書いた(1544)。人を悪くするITだ。その一方、人を良くするITもある。
 

 チェス、将棋、碁の世界でのITの進歩はすさまじい。例えば、将棋では、

===== 引用はじめ
 コンピュータ将棋の研究が始まったのが1974年。他の2つと同様、開発には長い年月がかかりましたが、国産の将棋ソフト「Ponanza」は、現役のタイトル保持者を打ち負かし無敗を誇るなど、すでに「人間が勝つことは不可能」なレベルに達しているともいわれます。
===== 引用おわり
https://www.gizmodo.jp/2018/05/mugendai_ai-vs-human.html
 

 コンピュータに勝てない人間が、チェスや将棋や囲碁をして、何になる?とも思うのだが、少なくとも日本では、将棋や囲碁の人気は衰えるどころか、勢いを増しているように見える。そこには、人間のドラマがあるからだろうか。
 

 さて、「人を良くするIT」と「悪くするIT」の違いは、どこにあるのか。ITは主体を喪失させることがあると書いたが、その逆も言える。主体的にITを使った人は、良くなっていく。
 
 棋士は、ITを使って勝とうとしたのではない。ITを使って強くなろうとしている。これは、主体的な関りだと思う。
 
 ITが良いか悪いかという議論は、意味がない。使う人次第で、ITは良くもなり悪くもなる。

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