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2017年3月23日木曜日

(820) 朝の詩(5)(6)


(A)    宝石箱

(B)    隠し味

===== 引用(A) はじめ

朝の詩

 宝石箱

  大阪市西淀川区
  岡本 準二 66

ひとつやふたつの事で

悩んでいるうちは

まだまだガキじゃ

悩みをいっぱい作れ!

そうすりゃ

前へ進めるぞ

 
有り難き

翁のお言葉

今も

私の心の

宝石箱で

輝いております

(選者 新川和江)

===== 引用(A) おわり
産経新聞 (2017/03/11)

 

悩みが多いと、悩みを抱えきれなくなって、
「前へ進める」というより「前へ進まざるを得なくなる」

悩みが少ないと、なんとなく、悩みを少しは抱えておきたくなって
「前へ進もうとしなくなる」
 
詩には書いていないが、
悩みが多すぎると、鬱状態になる
「前へ進めなくなる」

 

悩みは、適量が良い

 
私は、無意識に調整していると思う

 
悩みが少ない時には、色々なところに首を突っ込む。
悩みがほどほどになったら、今いる範囲にとどまる。
悩みが多すぎると感じたら、手放せるところから手放していく。

 
 
===== 引用(B) はじめ

朝の詩

 隠し味

  大阪市阿倍野区
  森川 千恵子 70

甘さを

引き立てるには

適量の

塩味が必要

 
数多(アマタ)ある

人生の谷間で

こらえきれずに流す

しょっぱい波

 
幸せを

引き立てるのも

やはり

涙の塩味

(選者 新川和江)

===== 引用(B) おわり

産経新聞 (2017/03/14)

 
塩味饅頭を食べると、本当に、味覚で分かる

 
小さい時に塩味饅頭を食べた時、不思議で仕方なかった
ある時、スイカに塩をかけ、食べていて気付いた
同じだと

 

なんとも味のある話をしてくださる方がいる
普段はあまり言わないが、
その裏には、語るのも憚れるような苦労があることが多いようだ

因みに、
尋ねないのに長々と苦労話をする人がいるが、
その話はだいたい、美味しくない

 
写真は、播磨屋のホームページより

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