今回取り上げるのは、
思わず納得!勉強になるイソップ物語
「北風と太陽」「ウサギとカメ」ほか
2017年3月1日(水) BS朝日 放映済み
イソップ物語は、寓話に分類されるらしい。
寓話とは、
教訓や処世訓・風刺などを、動物や他の事柄に託して語る物語。「イソップ物語」など。
(大辞林 第三版)
番組を見ていて、なるほどな、と思った。簡潔で、分かりやすい。
「教訓を教訓として話されると、反発を感じやすい。
物語(寓話)として話されると、素直に受け入れやすい」
『アリとキリギリス』は、本来は、「キリギリスさん、夏に歌っていたなら、冬は踊りなさい」で終わるらしい。切れ味があって、私は好きだ。ところが、それは教育上好ましくないと言われたらしい。
「夏にも冬に備えて働きなさいよと諭したうえで、食料を分け与える」ように、話が作り替えられた。でも私はここから「とやかく言われるかも知れないが、夏は思い切り遊べばよい。冬になって困ったら誰かが助けてくれる」という教訓を得る。
「教育上好ましい」とは、いったい何だろう?
ちなみに、ブラジルでは全然違って、「キリギリスさん、夏には楽しい歌をたくさん歌ってくれてありがとう」で終わると言っていた。本当かな?
番組で紹介されたのは、「ウサギとカメ」「うそつきの子ども」「北国と太陽」「木こりとヘルメス」「おなかと足」「王様をほしがっているカエル」「けちんぼ」「肉をくわえたイヌ」「棒のおしえ」「カメとワシ」「オオカミとイヌ」「ネコとニワトリ」「占い師」「子ガニと母ガニ」「アリとキリギリス」「カササギ」「農夫とその子どもたち」「ライオンとイノシシ」「自由の道と奴隷の道」「ウシと競争するカエル」
次の教訓を語っているのは、どの話でしょうか。
(1) 優しさの方が、人の心を動かす。厳しさは、抵抗する気持ちを強くする
(2) 仲良くしていると強くなるが、喧嘩をしていると国家も滅びやすい
(3) 貪欲になって確実でないものまで欲を出して、自分で持っているものまで失わないように
(4) うそつきはときどき、ほんとうのことをいっても、人が信用しないようになる
(5) 正直でいることは大事
(6) 人と競争したがって考えのふかい人のいうことを聞かずにわざわいをうけるものがたくさんある
(7) かりたお金のおかげでえらい人だと見せかけている人は、かえしてしまうともとのままだということがわかる
(8) たとえ金銀を山ほど積んでいても、使わないで溜めている人は石を持ったも同然
答え
(1) 北風と太陽
(2) 棒のおしえ
(3) 肉を加えたイヌ
(4) うそつきの子ども
(5) 木こりとヘルメス
(6) カメとワシ
(7) カササギ
(8) けちんぼう
テレビ画面より写真。
イソップ。イソップ寓話の伝承系統
次回は、
【3月15日(水)放送】 22:00 – 23:00 BS朝日
注 3月8日(水)は、お休み
つれづれなるままに…
吉田兼好「徒然草」 心に刺さる辛口エッセイ
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