~ 『100分で名著』 3月13(月) 22:25 – 22:50 Eテレ 放映 ~
説明は、次回。
(1)
「春と修羅 序」
===== 本文 はじめ
わたくしといふ現象は
仮定された有機交流電燈の
ひとつの青い照明です
あらゆる透明な幽霊の複合体)
風景やみんなといつしよに
せはしくせはしく明滅しながら
いかにもたしかにともりつづける
因果交流電燈の
ひとつの青い照明です
(ひかりはたもち その電燈は失はれ)
※ 以降は、下記サイトを参照してください
===== 本文 おわり
(2)
「永訣の朝」
===== 本文 はじめ
けふのうちに
とほくへいってしまふわたくしのいもうとよ
みぞれがふっておもてはへんにあかるいのだ
(あめゆじゅとてちてけんじゃ)
うすあかくいっさう陰惨いんさんな雲から
みぞれはびちょびちょふってくる
(あめゆじゅとてちてけんじゃ)
※ 以降は、下記サイトを参照してください
===== 本文 おわり
(3)
「オホーツク挽歌」
===== 本文 はじめ
海面は朝の炭酸のためにすっかり銹びた
緑青ろくせうのとこもあれは藍銅鑛アズライトのとこもある
むかふの波のちヾれたあたりはずゐぶんひどい瑠璃液るりえきだ
チモシイの穂がこんなにみぢかくなって
かはるがはるかぜにふかれてゐる
(それは青いいろのピアノの鍵で
かはるがはる風に押されてゐる)
※ 以降は、下記サイトを参照してください
===== 本文 おわり
(4)
「雪渡り」
===== あらすじ はじめ
雪の降り積もった日、四郎とかん子は野原に遊びにゆき、森で狐をからかう歌を歌っていると本当に狐がやってくる。狐の紺三郎が二人に黍団子をすすめるが、かん子が、ついキツネの団子は兎のくそと失言する。それを聞いた紺三郎は気を悪くし、紺三郎は嘘つきは人間の大人のほうであると主張し、それを説明するための幻燈会に二人を招待する。四郎は兄も連れてこようとするが、年齢制限にかかってしまうと断われてしまう。
※ 以降は、下記サイトを参照してください
===== あらすじ おわり
Wikipedia 『雪渡り』
全文は、宮沢賢治 雪渡り - 青空文庫
(5)
「やまなし」
===== 概要 はじめ
谷川の情景を「二枚の青い幻灯」と称し、谷川の底の蟹の兄弟が見る生き物たちの世界を描いたもので、晩春の5月の日中と初冬の12月の月夜の2部で構成されている。5月にはカワセミによる魚の殺生が行われ、12月には蟹の兄弟も成長し、ヤマナシの実りが訪れる。
※ 以降は、下記サイトを参照してください
===== 概要 おわり
Wikipedia 『やまなし』
全文は、宮沢賢治 やまなし - 青空文庫
引用:
山下聖美(2017/3)、『宮沢賢治スペシャル』、100分de名著、NHKテキスト
写真:作品群(2)
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