(A)
ためいき
(B)
今いる場所
===== 引用(A) はじめ
朝の詩
ためいき
大阪府寝屋川市
古舘 宏枝 54
気がつくと
下を向いて
ためいきを
ついている
下を向いていると
ますます 自分が
小さくなる 気がする
ためいきは
上を向いて つこう
空には 父と母がいる
叱ってくれる
上を向くよ
父さん 母さん
(選者 新川和江)
===== 引用(A) おわり
産経新聞 (2017/02/21)
叱る父母から目をそらすのではなく、
叱ってくれよと父母を仰ぐ
前半で、なるほどそうだと思い、
後半で、うなった。
===== 引用(B) はじめ
朝の詩
今いる場所
千葉県市原市
大河原 幸枝 60
進むべき道は前世から
決まっていると言う
だから
あっちの道へ
行けば良かったなんて
後悔しなくて
いいんだよ
今いる場所が
君のいる場所だから
今いる場所を
楽しもう
今いる場所から
始めよう
(選者 新川和江)
===== 引用(B) おわり
産経新聞 (2017/02/22)
後悔すると、
今いる場所は、いるべき場所でなくなる
楽しめない
始めようとせず、戻ろうとする。
元をたどれば、
後悔の心
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