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(K1158) 個人Blog 6月下旬リスト <サイト紹介>
http://kagayakiken.blogspot.com/2020/07/k1158-blog.html
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今、なすべきことは何か。「私たちはどのような人間関係をつくるべきか」「自分は、独善に陥っているのではないか」。「多忙な時代」の忙しい心を脇に置き、もっと原理的・本質的な問いを立てる「勇気」が必要だ
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「100分de名著」 吉本隆明『共同幻想論』が、7月6日(月)から始まります。Eテレ。
放映は、 月曜日 午後 10:25~10:50
再放送は、 水曜日 午前 05:30~05:55
及び 午後 00:00~00:25
講師は、山崎彰容(日本大学危機管理学部教授)
<全4回のシリーズ> いずれも7月
【はじめに】 なぜいま、『共同幻想論』なのか
第1回 6日放送/ 8日再放送
タイトル: 焼け跡から生まれた思想--戦争体験から
第2回 13日放送/ 15日再放送
タイトル: 「対幻想」とはなにか--国家とは、エロス的関係である
第3回 20日放送/ 22日再放送
タイトル: 国家形成の物語--刑法の成立
第4回 27日放送/ 29日再放送
タイトル: 「個人幻想」とはなにか--人間関係の相対化の方法
【はじめに】 なぜいま、『共同幻想論』なのか
吉本隆明の『共同幻想論』が出版された1968年とは、全共闘運動が盛んに行われていた時代です。「最後の政治の季節」とも呼ばれるように、若者たちが政治や国家という大きな問題に関心を抱いた、最後の時代とも言えるでしょう。
この本は、そんな時代の真っ只中に登場して、若者たちの心を一気にとらえました。当時学生だった人たちの多くが、『共同幻想論』がどんなに自分に影響を与えたか、あるいは吉本隆明という思想家にどれほどのめり込んだかを、後に回顧しています。
『共同幻想論』とは、いったいどんな本なのでしょうか。 … ごく簡単に言っておけば、
私たちにとって「国家」とは、「共同体」とは、「法」とはなんなのか――それらと人との関係を問い質し、最終的には国家と個人の関係を考察した本だと言えるでしょう。とりわけ国家がどのようなプロセスで誕生したのかを、きわめて独自の手法で描きだそうとしました。
本書を一躍有名にしたのが、「個人幻想」「対(ツイ)幻想」「共同幻想」という独自のキーワードです。テキストと番組でもこの概念の解説を軸にしながら、個人と共同体との関係を問い直していきたいと考えています。
皆さんと一緒に『共同幻想論』の核心を読み解きながら、
① 国家の起源と本質に迫っていこうではありませんか
② また人間にとって「信じる」とはどういうことなのか、個人を突き動かす精神活動の不思議に、迫ってみようではありませんか
③ そしてあるべき人と人とのつながり方へのヒントを、見つけだそうではありませんか
<出典>
山崎彰容(2020/7)、吉本隆明『共同幻想論』、100分de名著、NHKテキスト(NHK出版)
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