(1)
自分の言葉で語る、が重要
(2)
誰が語ったか、が重要
(3)
「24人」ではなく24の「一人」、が重要
実は、この表彰式に出席しようとして出席したのではない。
「神戸市広報紙KOBE」の以下の記事を読んで申し込んだ
上野千鶴子氏による在宅医療講演会
11月19日(土)14:00~
ところが行って、「びっくりぽん」
14:00~ 神戸市看護のともしび賞 表彰式
15:00~ 在宅医療に関する講演会「おひとりさまの最期」
講師 上野 千鶴子 先生
騙されて1時間拘束された気分。一種の詐欺じゃないかと思ったが、
無料で上野千鶴子先生の話を聞けるので、我慢することにした。
アブセントフィー1時間分。結局は、結構高い聴講料だった。
転んでも無料では起きない !
私が拾い上げたものは、次の三つである。
<各論>
(1)
自分の言葉で語る、が重要
神戸市長は、原稿なしで祝辞を伝えた。
結構、長かった。これは、すごいことだ。
部下の作った原稿を、ここまで暗記するのは無理だろう。
自分の言葉で語ろうとしていた。
(2)
誰が語ったか、が重要
神戸市長は祝辞の中で、「べっぴんさん」の言葉を引用した
(引用したのは一節目のみ)
人を元気にするのは、希望です。
なんとか現状維持しよう思うんやなくて、
元気になれば、その先に、こんなことが
待ってるって、未来を夢みることが、
それが一番、人を元気にするんです。
この引用自体、私も好きなのだが、それに続く市長のことばが印象に残った。
この言葉を普通の人が言っても、なかなか響かない
皆さんのような看護師さんが言うから、重みがあるのだ
(ドラマの中でこの発言をしたのは、看護婦の明美さん)
書き言葉だけでは伝わらないものがある。
誰が、どのように話すか。聞く人がその「誰」をどのように認識しているかが、
結局は、大きな意味をもつ
(3)
「24人」ではなく24の「一人」、が重要
授賞式は1時間で、市長の祝辞が終わって、一人ひとり名前を呼んでもらって「神戸市看護のともしび賞」賞状を市長から直接手渡ししてもらって、30分経過。
あとの30分はどうするのだろうかと思ったら、全員の1分間スピーチが始まった。ひとり一人が、自分の思いを、自分の言葉で語り始めた。
これは何だろう、どう表現したらよいだろうか、と考えて思いついたのが、
~ 「24人」ではなく、24の「一人」 ~
いくら患者が多くても、忙しくても、看護婦はいつも「一人」の患者に向き合っているのだろう。大切なことだ。
「だまし討ち」で1時間無駄になるかと思ったが、
学ぶこともあった。
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