あらすじ名作劇場 BS朝日
2016年10月26日(水) 放映済み
いわゆる昔話で、子どもたちも楽しめるような、そして、何らかの教訓的なものも含んでいる。
話の展開としては、
「わらしべ長者」においては、「藁しべ→蜜柑→反物→馬→屋敷」と物々交換しながら貧乏な男が長者になっていく
「鼻(芥川龍之介)」においては、「長い鼻を笑われて嫌→普通の鼻になって嬉しい→普通の鼻を笑われて嫌→長い鼻に戻って嬉しい」と話は展開する
「猿蟹合戦」においては、「おにぎりと柿の種の交換 → 蟹が柿を育てたが猿が実を横取りして蟹を殺してしまう → 蟹の子が仲間の協力を得て復讐する」と話は展開する
今の教育に足りないことが二つあると思う
次回のあらすじ名作劇場は、
【11月2日(水)放送】22:00-23:00 BS朝日
アンデルセン童話 「人魚姫」「赤い靴」
以下は、三つのあらすじ:
「わらしべ長者」(観音祈願型)
===== あらすじ はじめ
昔、ある一人の貧乏な男がいた。貧乏から何とかして逃れようと観音様に願をかけたところ、「初めに触ったものを、大事に持って旅に出ろ」とのお告げをもらった。男は観音堂から出るやいなや石につまずいて転び、偶然1本の藁しべ(藁)に手が触れた。
男はお告げ通り、その藁しべを手に持って道を進んでいった。ところが彼の顔の周りを、大きなアブが飛び回り、煩くて仕方が無い。そこで男はアブを捕まえると、藁しべの先に結び付けてやった。
すると、傍で大泣きしていた男の子がアブが結び付けられた藁しべを面白がり、欲しいと言って来る。男は観音様のお告げを信じて譲ろうとしなかったが、大泣きに手を焼いていた男の子の母親が「蜜柑と交換しよう」と申し出てきたので、藁しべを男の子に譲り、代わりに蜜柑を受け取った。
さらに歩くと、喉の渇きに苦しんでいる商人がいた。彼は男が持っていた蜜柑を欲しがり、持っていた上等な反物との交換を持ちかけてきた。男は蜜柑を譲り、反物を手に入れた。
一本の藁しべが上等な反物に代わったと喜んでいた男は、侍に出会う。その侍は愛馬が急病で倒れてしまったが、急いでいるために馬を見捨てなければならない状況にあった。侍は家来に馬の始末を命じ、先を急ぐ。男は侍の家来に反物と馬の交換を申し出た。家来は反物を受け取り、そのまま侍の後を追っていく。男が水を汲んで馬に飲ませたところ、馬は元気を取り戻して立ち上がった。男は馬に乗り、旅を続けた。
道を進んでいくと、大きな屋敷に行き当たった。ちょうど旅に出かけようとしていた屋敷の主人は、男に屋敷の留守を頼み、代わりに馬を借りたいと申し出る。主人は3年以内に自分が帰ってこなかったら、この屋敷を譲ると男に言い出す。男は承諾し、主人は馬に乗って旅に出発した。
3年待っても5年待っても主人が旅から帰ってくることは無かった。こうして男は屋敷の主人となり、裕福な暮らしを手に入れることができた。
===== あらすじ おわり
Wikipedia 『わらしべ長者』
「鼻(芥川龍之介)」
===== あらすじ はじめ
池の尾(現在の京都府宇治市池尾)の僧である禅智内供(ぜんちないぐ)は五、六寸(約15
- 18cm)の長さのある滑稽な鼻を持っているために、人々にからかわれ、陰口を言われていた。内供は内心では自尊心を傷つけられていたが、鼻を気にしていることを人に知られることを恐れて、表面上は気にしない風を装っていた。
ある日、内供は弟子を通じて医者から鼻を短くする方法を知る。内供はその方法を試し、鼻を短くすることに成功する。鼻を短くした内供はもう自分を笑う者はいなくなると思い、自尊心を回復した。しかし、数日後、短くなった鼻を見て笑う者が出始める。内供は初め、自分の顔が変わったせいだと思おうとするが、日増しに笑う人が続出し、鼻が長かった頃よりも馬鹿にされているように感じるようになった。
人間は誰もが他人の不幸に同情する。しかし、その一方で不幸を切り抜けると、他人はそれを物足りなく感じるようになる。さらにいえば、その人を再び同じ不幸に陥れてみたくなり、さらにはその人に敵意さえ抱くようにさえなる。
鼻が短くなって一層笑われるようになった内供は自尊心が傷つけられ、鼻が短くなったことを逆に恨むようになった。
===== あらすじ おわり
Wikipedia 『鼻(芥川龍之介)』
「猿蟹合戦」
===== あらすじ はじめ
蟹がおにぎりを持って歩いていると、ずる賢い猿がそこらで拾った柿の種と交換しようと言ってきた。蟹は最初は嫌がったが、種を植えれば成長して柿がたくさんなってずっと得すると猿が言ったので蟹はおにぎりとその柿の種を交換した。
===== あらすじ おわり
Wikipedia 『猿蟹合戦』
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