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2016年11月4日金曜日

(681) 器の大きさ/自分を見つめる


===== 引用 はじめ

「 私、じつはね、
 
 良子ちゃんがいなくなって、本当は、
 ちょつと、ほっとしているところがあるの。

 うれしいと思っているよ、
 良子ちゃんが幸せそうで。でも、
 
 もし毎日うれしそうに旦那さんのことを話されたら、
そう考えると…

結局は嫉妬なんやけどね。
 
あ~あ 私は小さな器やは。」

 
「 そんなことないですよ。
 
 そういう自分を認めることができるのは、
 器が大きい証拠ですよ。」

===== 引用 おわり

連続テレビ小説 べっぴんさん 2106/11/3 放映

 

パラドックスである。


「私の器が小さい」と思っている時、本当は、器が大きい。
 
「私の器は大きい」と思っている時、本当は、器が小さい。

 
人間は、正しく自己認識できないようになっているのだろうか。

このパターンは、他でも使える。

 
「私はバカだ」と思っている時、本当は、バカでない。

「私はバカでない」と思っている時、本当は、バカだ。

 
これもまた、真実だろう。

 

パラドックスではない。


自分自身を、素直に、謙虚に、正しく見つめるとき

そのことにより、自分が変化し、新しい自分に生まれ変わっている。

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