長い夢を見た。
出発しようとするのだが、
ずっと出発できない。
第一に
駅に時刻表がない。
第二に、
駅員に聞いても埒があかない。
何時の電車に乗ればよいかを決めるために
電車の出発時刻を聞くのだが、
「新幹線と山手線が相互乗り入れすることになり、
一時間に二本ある」
といった答えが返ってくる。
それを聞いて私は、
「世の中、無駄なものはない。
無駄にしなければよいのだ。
無駄にしないための
姿勢と力量が問われている」
などとまた余計なことを考えて、
先に進まない。進めない。
夢から醒めて考えていて、
もう一つ気付いた。電車を選ぼうとしていた。
目的地に何時に着くには、
何時の電車に乗ればよいかという発想をしていない。
夢自体、疲れる夢だった。
夢から覚めて、こんなことを考え、疲れが増した。
私の人生は、疲れる人生だなと思った。
それでも、よく頑張って生きているよね、
と自分を褒めて、ペンを置く。
0 件のコメント:
コメントを投稿