「あらすじ名作劇場」 5月25日(水)放送済み
貧しい木こりの子として生まれた主人公ジュリアン・ソレル(ジュリヤン・ソレルとも)はナポレオンを崇拝し、野心に満ちた美しい青年である。初めはナポレオンのように軍人としての栄達を目指すが、王政復古の世の中でその願いもままならず、今度は王政復古の世の中で羽振りの良い聖職者を目指す。
ある日、ジュリアンはその頭脳の明晰さを買った町長・レナールによって子供たちの家庭教師に雇われる。やがてジュリアンはレナール夫人と恋に落ちるが、レナールは2人の関係を疑うようになる。そこでレナール夫人はジュリアンをかばって、彼を神学校に送り込む。神学校に進んだジュリアンは、校長のピラール神父に頭脳の明晰さと記憶力のすばらしさを買われ、大貴族のラ・モール侯爵の秘書に推薦される。
ラ・モール侯爵家令嬢のマチルドに見下されたジュリアンは、マチルドを征服しようと心に誓う。マチルドもまた取り巻きたちの貴族たちにはないジュリアンの情熱と才能に惹かれるようになり、2人は激しく愛し合うようになる。
マチルドはジュリアンの子を妊娠し、2人の関係はラ・モール侯爵の知るところになる。侯爵は2人の結婚に反対するがマチルドが家出も辞さない覚悟をみせたため、やむなくジュリアンをとある貴族のご落胤ということにし、陸軍騎兵中尉にとりたてる。そして、レナール夫人のところにジュリアンの身元を照会する手紙を送る。
そのころレナール夫人はジュリアンとの不倫の関係を反省し、贖罪の日々を送っていた。彼女は聴罪司祭の言われるままに「ジュリアン・ソレルは良家の妻や娘を誘惑しては出世の踏み台にしている」とラ・モール侯爵に書き送る。侯爵は激怒し、ジュリアンとマチルドの結婚を取り消す。レナール夫人の裏切りに怒ったジュリアンは、彼女を射殺しようとする。レナール夫人は一命を取り留めるがジュリアンは捕らえられ、裁判にかけられる。マチルドはジュリアンの助命のために奔走するがレナール夫人がジュリアンを愛しており、ラ・モール侯爵への手紙は本意ではなかったということを知ったジュリアンは自ら望んで死刑を受け入れる。
Wikipedia 「赤と黒」より
『赤と黒』は、19世紀中期フランスの作家スタンダールの、実際に起きた事件などに題材をとった長編小説である。サマセット・モームは『世界の十大小説』の一つにこの小説を取り上げている。
テレビでは「超訳ドラマ」で見せたが、この作品の良さは、これではわかりにくいと思った。
この番組ではいつも、東京の案内をする。今回は、銀座カフェーパウリスタの紹介があった。新橋JR銀座口から徒歩5分。行ってみたいと思った。
「銀座カフェーパウリスタとは」:
次回の「あらすじ名作劇場」は、
6月1日(水)22:00~ 放送予定
「小公女」「手袋を買いに」
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