「ヘドトベトした(無意識裏の)つながりを引き算して刈り込むことで、家族をはじめたとした関係性の最適化」を提案しているのが、「つながりの引き算」である。
私自身、時々ではあるが、人に腹を立てることがあるが、その解消法を取得したので、最近はあまりない。
「腹を立てているときに共通しているのは、相手に期待しているのに、相手が応えてくれない状態だ」と発見して解決の糸口が見つかった。
「相手が応えてくれない」は、私にはコントロールできない。「相手に期待している」は、私がコントロールできる。
「相手は、期待するに足る人ではない」と思った瞬間、腹立ちは一気にクールダウンする。腹立ちを我慢しているのでも、抑えているのでもない。「期待できない人に期待している」自分が馬鹿らしくなっている。
===== 引用はじめ
パートナーが自分のグチをちゃんと聞いてくれず、「そういうあなたがダメなんだよ」と言ってくるとします。どうしてそれに傷つくのでしょう。「この人は自分のマイナス面も含めて全てを受容してくれるべきだ」とベトベトした欲望でつながりたがっているからです。
なぜ、ある人は親のことを憎むような不幸に陥る(過去の私もそうでした!)のでしょう。親に「こうあってほしい」と欲望し、彼らの心を手に入れたがった結果、挫折した恨みから。
===== 引用おわり
相手の心が欲しい。欲しくてほしくてたまらないのに、心は手に入らない。相手の心は自分の思い通りには動いてくれない。当然のことである。
しかし、これが原因となって、人が人を憎む。
出典
小池龍之介、「心は手に入らない」、「つながりの引き算」シリーズ、毎日新聞、2016/04/10
※ 日本エニアグラム学会のワークショップ(5/22)でいただいた資料。
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