【 拡大自殺 ・ 要因 】犯罪心理学では、無差別大量殺人は、他責的な考え方のほか、長期間にわたる欲求不満や孤立、破滅的な喪失―といった要因が重なって起きるとされている。他責的な考え方は、変えるのは極めて困難といえる。
犯罪心理学では、無差別大量殺人は、他責的な考え方のほか、長期間にわたる欲求不満や孤立、破滅的な喪失―といった要因が重なって起きるとされている。他責的な考え方は、もともとの性格や教育、生活歴などにより形成されるため、変えるのは極めて困難といえる。その根底には過剰な自己愛があり、人生がうまくいかないのは自分の努力や能力が足りないせいとは思えないのだ。
事件を引き起こすリスクを低減させるためには、欲求不満や孤立などの問題を抱える人々を受け止める社会のセーフティーネットを拡充する必要がある。
<出典>
【タイトル】 他者巻き込む「拡大自殺」 社会全体で食い止め
【新聞】 産経新聞(2022/01/19)
【発信者】精神科医 片田珠美
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