【 読書 ・ 100分de名著 】日蓮は迫害を受ければ受けるほど自身の正しさが証明されると感じ使命感を深めていったのだ。第一回は、日蓮の生涯や人となりを紹介しながら、法華経を根幹にした彼の深い人間観、人生観に迫っていく。
第1回 7日放送/ 9日再放送
タイトル: 人間・日蓮の実像
法華経こそ末法の時代に苦悩にあえぐ庶民たちを救う最高の経典だと確信した日蓮は二度の流罪をはじめとする迫害にも屈せず「法華経の行者」としての生涯を貫く。そんな彼を支えたのは何だったのか? 日蓮の手紙を読むと、彼が法華経の中に見出した神髄がにじみ出ている。一人ひとりのいのちの絶対的平等性と尊厳性を徹底的に擁護し、その可能性を引き出していくことを教えた法華経の人間観や生命観。それは人々を支配しようとする権力にとっては都合が悪く危険なものだった。それを広めていくと必ず迫害を受けるとも経文には記されている。彼は迫害を受ければ受けるほど自身の正しさが証明されると感じ使命感を深めていったのだ。第一回は、日蓮の生涯や人となりを紹介しながら、法華経を根幹にした彼の深い人間観、人生観に迫っていく。
https://www.nhk.jp/p/meicho/ts/XZGWLG117Y/blog/bl/pEwB9LAbAN/bp/prWy9qVl18/
【テキストの項目】
(1)
末法思想と鎌倉新仏教
(2)
遊学の果てに『法華経』を選び取る
(3)
世直しのため『立正安国論』を上呈
(4)
四度の法難
(5)
茨の道で深まる信念
(6)
安房の漁師の心意気
(7)
手紙にあふれる温かみとユーモア
<出典>
植木雅俊(2022/2)、『日蓮の手紙』、100分de名著、NHKテキスト(NHK出版)
0 件のコメント:
コメントを投稿