【 拡大自殺 ・ 安全神話 】 安全「神話」を信じる根拠は十分にあった。令和2年の刑法犯認知件数は約61万件。刑法犯の7割を占める窃盗の大幅減により、ピークだった平成14年の約285万件から18年連続で減少、戦後最少を更新した。
「日本は安全な国だ」。そんな「安全神話」が国内外に広まって久しい。
神話といっても信じる根拠は十分にあった。 … 令和2年の刑法犯認知件数は約61万件。刑法犯の7割を占める窃盗の大幅減により、ピークだった平成14年の約285万件から18年連続で減少、戦後最少を更新した。…
だが、治安の良しあしは犯罪統計だけでは測れない。オウム真理教による一連のテロがあった1990年代、警察官僚が使い始めた「体感治安」という概念もある。国民が肌感覚で感じる治安状況だが、凶悪事件を伝えるメディアの報道によっても左右される。
25人もの命を奪い、その執拗(しつよう)な犯行態様が国民を震撼(しんかん)させた昨年末の大阪・北新地ビル放火殺人事件も、体感治安を一気に悪化させただろう。
<出典>
【タイトル】 拡大自殺の連鎖 コロナ禍、予備軍は隣にいる
【新聞】 産経新聞(2022/01/24)
【URL】 https://www.sankei.com/article/20220124-XYECJCY5VVJ57J4LRPKMU4LBWE/
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