【 拡大自殺 ・ 北新地ビル放火 】昨年12月17日朝、雑居ビル4階に入る心療内科クリニックの床にガソリンをまいて火を放ち、自ら燃え盛る炎の中に突進、逃げ惑う人に体当たりする男。周到な計画性はうかがえるが、肝心の動機が分からない
※ 転記ミスがありました。以下、訂正しました(2022/02/09)。
昨年12月17日朝、雑居ビル4階に入る心療内科クリニックの床にガソリンをまいて火を放ち、自ら燃え盛る炎の中に突進、逃げ惑う人に体当たりする男。現場の防犯カメラには、谷本盛雄容疑者(61)=死亡=による凶行の一部始終が記録されていた。
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大阪府警の捜査ではクリニックとのトラブルは確認されていない。一方、容疑者のスマートフォンには、ガソリン購入をはじめとして半年前からつぶさに記した犯行計画に加え、令和元年に京都アニメーションが標的となった事件など国内外の放火殺人を検索した形跡があった。
クリニックの消火栓の扉は開きにくいように細工されており、居住先にあったメモの内容とも符合した。
数々の状況から周到な計画性はうかがえる。ただ、肝心の動機が分からない。「死ぬときくらい注目されたい」「日本史上最悪の凶悪事件はどんな事件がありますか」といったスマホの検索履歴が示す狂気じみた情念の内実を、本人が語る機会も失われた。
<出典>
【タイトル】 拡大自殺の連鎖 コロナ禍、予備軍は隣にいる
【新聞】 産経新聞(2022/01/24)
【URL】 https://www.sankei.com/article/20220124-XYECJCY5VVJ57J4LRPKMU4LBWE/
【発信者】 大阪社会部長・牧野克也
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