【 安心感 ・ 研究 】多くの子どもは、それまでの遊びをやめて、体を硬くして、じっとしてしまいます。怖そうに見知らぬ人を見たり、場合によっては目線をそらせて見ないようにしたり、お母さんの服をつかんで身構えたりします。
===== 引用はじめ
幼児を対象とした研究で、「お母さんと初めて訪れた部屋にいるところに、見知らぬ大人が入ってきたときにどのような行動をするのかを観察する」というものがあります。
子どもたちは初めての部屋にきて不安になりますが、母親と一緒なのでしばらくすると、部屋の中を探検し始めます。最初はお母さんにくっつくようにしていますが、そのうちに様子が分かってきて、そこにあるおもちゃで遊び始めます。
慣れるまでの時間は個人差があります。そこに、見知らぬ大人がノックとともに入ってくるのです。ようやく慣れて遊べるようになってきたところなのに、またまた知らないことが起きてしまうのです。
読者のみなさんも想像されているでしょうが、このような場面になると、多くの子どもは、それまでの遊びをやめて、体を硬くして、じっとしてしまいます。怖そうに見知らぬ人を見たり、場合によっては目線をそらせて見ないようにしたり、お母さんの服をつかんで身構えたりします。当然の反応ともいえます。
子どもはしきりにお母さんの顔を見て、その表情やしぐさを読み取ろうとします。
===== 引用おわり
さて、子どもは、「お母さんの顔を見て、その表情やしぐさを読み取」ることにより、何をしようとしているのでしょうか。また、お母さんは、どのような働きをするのでしょうか(二つあります)。
<出典>
【タイトル】 「安心感」が柔軟な行動のカギ
【新聞】 産経新聞(2020/02/03) 子ども点描
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