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2020年10月28日水曜日

(2136)  多角的に「心」を考える(山崎由美子・理化学研究所)

 

◆ 最新投稿情報

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(K1277) 老健の感染クラスター対応 求められたのは「介護の力」 <介護>

http://kagayakiken.blogspot.com/2020/10/k1277.html

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これまで、概念や推論のような複雑な思考能力についてさまざまな実験を行ってきました。概念の基本的な特徴は多くの動物に似たところがありましたが、推論にはヒトとヒト以外の動物との間に大きな違いがありました

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===== 引用はじめ

 例えば次のような実験をします。どんな動物もできるだけ公平に評価するため、絵を使って「『AならばB』です」と教えます。これを十分学習させた後、ある時に「では『BならばA』ですか?」と問います。ヒト以外の動物は「『BならばA』とは限らない」と“論理的”な答えを出します。一方、ヒトはほとんど例外なく「『BならばA』です」と導き出します。これは論理学で「逆」と呼ばれ、「偽」とされる推論です。

===== 引用おわり

 

 

 ヒトは確かにそうだと思います。何故か。

 私(=藤波)は、簡略化が起こっていると思います。『AならばB』には方向性がありますが、『AとBは関係がある』と簡略化してしまうからでしょう。

 ヒト以外の動物は賢くないから間違えないが、ヒトは中途半端に賢いから間違える。

 

 考える以上しっかり「簡略化」せずに考えるか、考えることをやめて感覚を働かせるか。

 

 根拠はありませんが、

   考える以上しっかり「簡略化」せずに考える人は、5%

   考えることをやめて感覚を働かせる人は、10%

   どちらでもなく間違える人が、85%

 こんな感じでしょうか。

 

 「私は論理的に考えている」といった不遜な発言をする人が、一番怪しい。中途半端でない「論理的」は、とても得難い。

 

 それにしても、… どのような実験をしたのか、知りたい!

 

<出典>

【理研が語る/科学の中身】多角的に「心」を考える

https://www.sankei.com/life/news/201024/lif2010240002-n1.html



産経新聞(2020/10/24)

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