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(K1274) 眠ってばかりの状態から旅立つこと(4) <臨死期>
http://kagayakiken.blogspot.com/2020/10/k1274-4.html
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合宿をして、生活をともにする。そうした中で、たとえば食事をつくり、目玉焼きをうまく裏返せたら、「おー」と言うだけでもいいのだという。その子の気持ちが「ほわー」と温かくなったのが、「自信」だという
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長年、不登校の子供たちの教育相談にあたっている「開善塾教育相談研究所」顧問の金澤純三氏の言葉を紹介したい。
教師は意外に他人の言うことを聞いていないのだという。自分が聞きたいことを、子供たちに聞いて満足している教師が少なくない。
真面目な先生ほど、いろいろ聞きたがり、教えたがる傾向もある。不登校の子供の家庭訪問をし、「なんで学校へ来ないの?」「理由は?」と聞きたがる。「学校に来られない理由を紙に書いて。印鑑も押して」…。これでは笑えない。逆効果だ。
子供が学校へ行けなくなったのは、きっと嫌なことがあったからだ。叱られたり、責められたりして、自己評価が下がる、自信がなくなる。
「自己評価が下がらないように、叱らないように、恥をかかせないようにしていけば、子供は必ず学校へ戻る。自信を持たせるということが肝心」だと金澤氏は指摘する。
自信を持たせるのは難しいことではないという。開善塾では親子参加などで時々、合宿をして、生活をともにする。そうした中で、たとえば食事をつくり、目玉焼きをうまく裏返せたら、「おー」と言うだけでもいいのだという。その子の気持ちが「ほわー」と温かくなったのが、「自信」だという。
添付図は、
開善塾教育相談研究所 / 合宿
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<出典>
子供たちの「心を聴く」 沢辺隆雄
【一筆多論】産経新聞(2020/10/20)
https://www.sankei.com/column/news/201020/clm2010200004-n1.html
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