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2020年10月23日金曜日

(2131)  中国の民族問題が存在することは、驚くほど軽視されている / 大坂なおみ選手の人種差別抗議マスク(5)

 

 

◆ 最新投稿情報

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(K1272)  黒木瞳さんと学ぶ介護のお仕事(11/14) <介護>

http://kagayakiken.blogspot.com/2020/10/k1272-1114.html

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だが、それよりはるかに重大な問題として、中国の民族問題が存在することは、驚くほど軽視されている。中国の「~族」や「少数民族」という表現は、極めて政治的な背景のある、究極の差別用語である

☆☆

 

===== 引用はじめ

 女子テニスの大坂なおみ選手の全米オープンの行動で、日本でもアメリカの人種差別問題が注目されている。だが、それよりはるかに重大な問題として、中国の民族問題が存在することは、驚くほど軽視されている。差別問題を超越した、極めて深刻な民族抑圧・民族弾圧問題であるにもかかわらず。

 しかも単なる人権侵害問題ではなく、9月29日の産経新聞(1、2面)で報じられているように、基本的に「少数民族」の「漢族」への同化政策である。チベットでは移住や職業訓練が強制され、ウイグルでは多大な強制収容所が存在する。内蒙古では、モンゴル語の教育の廃止が断行されているが、民族の基盤は言語であるから、言葉を奪うことは、民族そのものを抹殺することに他ならない。

===== 引用おわり

 

 大坂選手は、次のようにも言っています。

===== 引用はじめ

 (7種類のマスク着用の行動が)きっかけとなって、世界中の人々がグーグルで(犠牲者の)名前や何が起こっているのかを調べ、正確に(背景や理由を)知ってもらうことができれば何よりです。人種差別はアメリカだけの問題ではありません。それは世界中で起こっています。たった今この時も、毎日どこかで差別を受けている人がいるということです。

===== 引用おわり

https://news.yahoo.co.jp/byline/abekasumi/20200914-00198168/

 

 様々な問題を抱えながらも、これは、とても大切なメッセージだと思います。「人種差別はアメリカだけの問題ではありません。それは世界中で起こっています」を真摯に受け止める時、「向き合うことへの拒否反応」(2127 参照)の壁を乗り越えるという課題に直面します。

 

 実は、ここで問題にすべきは、彼女の発言が適切であるかどうかではなく、それを聞いた「私」が何をするかでしょう。

 

 大坂選手の言うように、先ずは、関心をもつこと。

 

 大坂選手の勇気ある発言と行動を、一過性のものにするのではなく、まさにこれをきっかけに、関心を広め、深めていきたい。そして、何ができるかを考えていきたい。

 

 このシリーズおわり。

 

<出典>

中国の「民族抹殺」に協力する日本メディア

産経新聞(2020/10/11

https://www.sankei.com/column/news/201011/clm2010110005-n1.html

 


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