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(K1268) 高齢者の体力向上 鮮明 <高齢者の健康>
http://kagayakiken.blogspot.com/2020/10/k1268.html
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大坂選手による人種差別への抗議を、黒人差別という米国の国内問題としてのみ受け止めて、われわれはいわば対岸の火事を眺める傍観者の立ち位置から、安全にエールを送って満足していたのだとも言えなくはない
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大坂なおみ選手の記事では、メッセージ色の強いマスクの着用によって人種差別への抗議を示すという行動に、日本国内の報道がこぞって共感のエールを送っていた。それは日本国内の世論の多くを反映した結果でもあっただろう。
私は、大坂選手の行動を批判的に書いているが、良い行動であると同時に、悪い影響を及ぼす行動だという趣旨だ。何かをすると、本人の意図と関係ないところで、悪いことが起こることがある。大阪選手のように影響力が強い人は特に、意図しないところの悪い影響も、配慮すべきだということを言いたかった。全面否定しているのではない。良い部分は尊重しなければならない。
実は、違和感を覚えたのは、大坂なおみ選手の発言よりむしろ、周囲の受け止め方である。
「向き合うことへの拒否反応」という言葉があって、なるほどな、と思った。
大坂選手による人種差別への抗議に対しては、これを黒人差別という米国の国内問題としてのみ受け止めて、われわれはいわば対岸の火事を眺める傍観者の立ち位置から、安全にエールを送って満足していたのだとも言えなくはない。
分たちに都合が悪ければ、見て見ない振りをし、遠い場所での出来事はひとごととして自分たちとは切り離す。こうした「向き合うことへの拒否反応」、これはもう保守革新の違いを越えて扱うべき、より基本的な問い、人間の品格に関わる問いかけであろう。そしてそれは、個々人に向けてだけではなく、むしろ新聞をはじめ各種報道メディアにも向けて問われるべき課題でもあるだろう。
<出典>
【新聞に喝!】向き合うことへの拒否反応 美術家・森村泰昌
産経新聞(2020/10/04)
https://www.sankei.com/column/news/201004/clm2010040004-n1.html
写真は、
【図解】思い込めた「7枚のマスク」=全米テニス優勝の大坂選手
https://news.yahoo.co.jp/articles/772427abe2e22a3445dda0677c1040142bf4a044
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