全体の見通しがはっきりしないまま、考えながら書き、書きながら考えている。
『家族』が重要な概念だと、私の勘は言っている。
家族はどのように定義されているか。
YAHOO! JAPAN 知恵袋の“「家族」とはどこまでの範囲の人を指すのですか?”という質問に対するベストアンサーでは、「法律」「ケータイの契約」「世間な一般の認識」の3面から説明している。
①
法律的にはあまり「家族」という言葉は使われません
民法などにも「親族」の定義はあっても、「家族」はありません。
ただし、育児介護休業法には「家族」の定義があり、その法律によれば、「配偶者(事実婚含む)」・「父母」・「子」・「労働者が同居し、かつ、扶養している祖父母、兄弟姉妹及び孫」・「同居の親族」が『家族』に当たります。
②
ケータイの契約については、ケータイ会社の説明参照
③
世間一般の認識は、第50回国民生活白書に詳しく書いてある
「第1章
家族のつながり」の中から、二つの図を添付する。
第1-1-1図 「家族」の範囲は直系の親族、配偶者、兄弟と考える人が多い
第1-1-2図 家族には精神的なやすらぎを求める人が多い
要旨としては、
・ 同居別居にかかわらず、親、子ども、祖父母、孫などの直系の親族と、配偶者、兄弟(姉妹)までを「家族」の範囲ととらえる人が多い
・ 家族の役割は大きく分けて、一般的に「休息・やすらぎを得ること」、「子どもを生み育てること」、「相互扶助」、「生活の糧を得ること」の四つがあると言われている。アンケート結果から、「休息・やすらぎを得ること」、「子どもを生み育てること」、「相互扶助」の三つの役割をとりあげることにした
この第50回国民生活白書は、少し古いが(平成19年版)、「つながりを築く豊かな国民生活」が副題で、なかなか興味深い。
全体の構成は、
はじめに
第1章
家族のつながり(P9~15)
第2章
地域のつながり(P61~74)
第3章
職場のつながり(P127~132)
むすび つながりが築く豊かな国民生活(P201~204)
第1章の構成は、
第1章 家族のつながり
第1節 家族のつながりの変化と現状
1.家族のつながりが意味するもの
2.家族のつながりの変化とその背景
(1)家族行動の個別化
[1] 家族で一緒に過ごす時間の現状
[2] 家族とのつながりが薄い層はどこか
[3] つながりを持てない背景
(2)離れて暮らす家族の増加
[1] 別居化の進展
[2] 別居家族間の付き合い方の変化
第2節 家族のつながりの変化による影響
1.精神的やすらぎへの影響
2.家庭における教育力の低下
3.子育て負担の偏り
第3節 家族のつながりの再構築に向けた新たな動き
1.家族と過ごす機会や時間を増やす取組
2.地域の支援により、家族の機能を高める取組
3.家族の一体感を高める取組
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