第5期市民後見人養成研修(神戸市社会福祉協議会)において、市民後見人としての体験談を話した。「わかりやすかった」と好評だった。
口頭説明抜きでどこまで「わかりやすいか」は疑問だが、参考までにレジメを以下に示す。(個人が特定できないように、個人情報に配慮している)
===== レジメ はじめ
第5期市民後見人養成研修 資料 2016/04/28
私の体験から 第4期 藤波 進
1.受任に至るまで
(1) 問題意識から受講に至るまで
① もともと福祉の知識も、関心もなかった
② 介護保険制度を学んだ → 後見人制度というものがあるらしい
③ 「高齢社会」は、他人事ではない。今よりもっとシビアになる
④ 私自身、施設で手厚く面倒をみてもらえることは期待できそうにない
⑤ 私自身、あるいは身近な人にとって大切なものを学べそう
⑥ 現実に即していて、内容もしっかりして、しかも無料
(2) 受講から受任に至るまで(何故、降りなかったか)
① 意味づけ(人それぞれだが、
私の場合:恩、体験の場、介護され上手)
② 不安を超えて → 後述
(3) 手続き(打診・説明・被後見人面会・意思確認・調整会議…)
2.被後見人の紹介等、受任しているケース内容について
(1) 性別、年齢
(2) 住環境
(3) 家族親族関係
(4) 健康状態
(5) 経済状態
(6) 後見人を申請した経緯
3.受任後の活動内容(受任~現在までの活動歴)
(1) スケジュール
(2) 最初に
① 引継ぎ
② 銀行の名義替えなど
③ 被後見人と面会(受任前に会っている)
(3) 就任時報告書の作成(審判確定日より概ね1ヶ月以内)
① 家庭裁判所へ(後見事務報告書・財産目録・収支目録/予定表…)
② 後見監督人へ(預り証・フェイスシート・収支明細表・活動記録…)
(4)
県住から特養へ転居 … 特殊例
① 入所手続き② 県営住宅 ③ 住所変更届など
(5) 通常業務
① 身上監護 … 月に2回の訪問、関係者との連携、事務手続き
② 財産管理 … 私は、月々でまとめている
③ 定期的な報告 … これは、まだ
4.受講者の皆さんへのメッセージ
(1) 福祉のお仕事は「人」・「人」・「人」
… ここが分かれ目
(2) 後見人になることを強制されることはありえない
(自らの意志が先行)
(3) 後見人と後見監督人は、運命共同体である
(4) 不安があるのは当然
…(後見人に)不安がないと(後見監督人は)不安
(5) 飛び込まないと不安は解消しない
(自ら飛び込まないと先に進まない…(2)参照)
(6)「ほうれんそう」(報告・連絡・相談)
… 疑問・不安は、聞く → 事前に摘む
(7) 資料の整理の仕方(ファイリング)に工夫を
(8) 面倒だけれど、こまめに記録をとると楽になる
(9) おいおい学んでいくとよいこと
① 傾聴
② 認知症
③ 生活保護の仕組み、など
以上
===== レジメ おわり
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2016年4月29日金曜日
(492) 第5期市民後見人養成研修における体験談
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