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2021年3月27日土曜日

(2283)  コロナなぜ人を自殺に追い込む

 

◆ 最新投稿情報

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(K1424)  ニーズとメリット / 70歳就業は努力義務(2) <高齢期の仕事>

http://kagayakiken.blogspot.com/2021/03/k1424-2.html

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コロナ禍の中で最も真剣に考え取り組まねばならない課題が、疲憊期において打ちのめされている多くの人々を不安と恐怖、孤独や孤立からどうやって救出するかというテーマであり、今後の政策の焦点となること願う

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 昨年の日本人の自殺者は、リーマン・ショック直後の平成21年以来、11年ぶりに増加に転じたという。新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛など生活環境の変化が大きく影響したものと考えられている。自殺者増をもたらしたのは女性と若者である。

 コロナの影響が女性の非正規雇用者比率の高いサービス産業において顕著であり、そのために少なくない数の女性が仕事を失って生活に窮し、自殺にまで追い込まれた可能性がある。また、昨年中に自殺した小中高校生は前年を上回って過去最高となり、15~39歳人口の死因の第1位が自殺となったという。キャンパスでの生活に強い制約を課されている大学生のストレスはいよいよ強い。

 

 外部から生体にかかるストレス反応についてのハンス・セリエによる古典的研究:

 生体は外部からのストレスに、最初はうまく適応できないものの、やがてストレスに抗する生体防衛反応が機能し始め、ほどなく2つがバランスを取って、なんとか心身を平静に保つことができるようになる。

 しかし、さらに強いストレスに晒(さら)されると生体の防衛反応が次第に消耗して、平時には適正に調整されていた心身のさまざまな機能が崩壊する疲憊期、つまり心身の極度の疲労状態に入る。

 

 感染症それ自体への対処にはもちろん最善を尽くしてもらわねばならない。しかし同時に、感染におののき、そのおののきから生じる不安、恐怖、抑鬱、自殺などへの対処が、今後、緊急課題として浮上してくると構えなければならない。

 

<出典>

渡辺利夫、コロナなぜ人を自殺に追い込む

【正論】 産経新聞(2021/03/23)

https://special.sankei.com/f/seiron/article/20210323/0001.html?838201

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添付は、

https://www.nippon.com/ja/japan-data/h00976/



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