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(K1417) 新老人はスーパー老人ではない / 自立期と仕上期との間にて(16) <自立期~仕上期>
http://kagayakiken.blogspot.com/2021/03/k1417-16.html
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英国に『雲の後ろに銀色の裏地がある』(悪いことの裏にはよいことがある)ということわざがある。つらさと向き合うために、私たちは悲劇の裏に『銀色の裏地』を求める傾向がある。それが絆ではないか
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(A)
--震災後、「絆」がキーワードになったが、実際には分断も見られた。著書で取り上げた大川小の遺族で、一度は娘を失った者同士、親しくなった母親たちが、徐々に断絶する様子を描いた
「家族の死や大災害などの悲劇に直面するのはつらい。英国に『雲の後ろに銀色の裏地がある』(悪いことの裏にはよいことがある)ということわざがある。つらさと向き合うために、私たちは悲劇の裏に『銀色の裏地』を求める傾向がある。それが絆ではないか。つらいときに絆が生まれることがあるのは事実だが、分断が生まれることもまた事実。こうしたことを理解しないと、被災者の痛みを真に知ることはできないだろう」
(B)
「今では浅い考えだったと思うが、発生直後、被害は甚大だったものの、震災が今後の日本にポジティブな変化をもたらすのでは、という期待があった。歴史を見ると、大きな困難やショックが日本を新しい時代へ推し進めることがある。たとえば、黒船来航は日本を明治時代へと導いた。1945年の敗戦も、戦後時代の幕開けとなり、大きな創造力を生んだ。東日本大震災でも、同じような変化が起こるのではないかと思った。しかし、そんな変化は見られなかった」
<出典>
英紙タイムズ東京支局長 リチャード・ロイド・パリーさん 「仕方がない」と我慢してはだめ
【3・11を想う】 産経新聞(2021/03/07)
https://www.sankei.com/affairs/news/210311/afr2103110062-n2.html
写真は、
http://englishmaxims.seesaa.net/article/359435453.html
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