【 叱り方 ・ 子ども目線 】 真剣に子供と向き合うあまり熱くなってしまうこともあった松下さん。誰かを叱った後の教室は重苦しい雰囲気に包まれ、叱られていない児童の表情までもが暗くなる。「心がすーっと離れていくのを感じた」。
子供の目線から「こんなふうに叱って」という要望を描いた絵本が人気を集めている。「笑いを交えた叱り方なら子供たちも素直に聞ける。教員だけでなく子育てに迷う人にも絵本を読んで力を抜いてもらいたい」との願いを込めた。
「おねがいがあります」と子供が自らの〝取り扱い方〟を切り出すのが特徴。
(1)
ケンカをした子
「ケンカした子と向かいあわせにして、はなしをきくのはやめて」という男児は余計に興奮してしまうからだと説明し、隣同士で座らせてほしいと訴える。
(2)
指示を聞けない子
素直になれず、指示を聞けない子は「『コラ!』と、どなりたいきもちはわかります。間に『ア』を入れて『コアラ!』とどなってください」。
(3)
すねてしまう子
すねてしまう子は「きゅうしょくのじかんに、きいてあげてください。すごーくスムーズに、かいけつします」と主張。
子供たちからの〝要望〟は分かりやすく、くすっと笑える内容もあり、叱る側も冷静になれそうだ。
世の中には多くのトリセツ(取扱説明書)本があるが、「どれも扱う側からの目線。扱われる側の子供の目線を大切にした」と松下さん。「怒ってばかりの大人も怒られてばかりの子供も両方が笑顔になれば」と話している。
<その他参考URL>
「ぼく、わたしのトリセツ」(アメージング出版)
<出典>
【タイトル】 叱り方
こんなふうに 現役の小学校教師が絵本
【新聞】 産経新聞(2021/09/30 夕 )
【タイトル】 叱り方こんなふうに 子供目線の「トリセツ」 大阪の現役教師が絵本執筆
【URL】 https://www.sankei.com/article/20210930-RMPZFWN5V5IYVN4M26W3ROU27A/
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