【 コロナ死 ・ 改竄 】 金氏は「1カ月で感染者が10分の1になるなんてことはない。そんなやり方があれば世界はとっくにコロナを撃退している」と訴え、「政府が詐欺行為を働いてはいけない」と非難。主張の根拠は示していない。
記事の概要は、
(1)
1日当たりの新規感染者数は、日本が8月下旬の2万人台から今月4日には約600人まで急激に減少したのに対し、韓国は約3カ月間、1000~3000人台が続いている(注:韓国の人口(約5134万人)は日本の人口(約1億2536万人)よりも半分以下である)
(2)
金氏*は「政府が詐欺行為を働いてはいけない」と非難。主張の根拠は示さず、「日本メディアも日本政府の不正を指摘できずにいる」とした(* 左派系の時事評論家、金於俊氏)
(3)
都圏の夜の飲食店利用が原則2人までに制限されるなど、厳しい防疫対策がとられてきた。日本に対する根拠のない「不正集計」などの主張が登場する背景には、事態が好転しない国内状況へのいらだちもあるとみられる。
私の感想は、
(1)
幸か不幸か、日本政府は、改竄できない。個々の集計は、基準に基づき、自治体がカウントしている。マスコミの目も、容赦なく批判的に監視している。韓国は、日本政府の実力を高く評価し過ぎている
(2)
具体例をあげれば改竄しているという証拠を示せるが、改善していないことは証明しようがない(悪魔の証明)。具体的に証拠を示せないなら、改竄していないと推定するのが妥当である
(3)
説明責任は、改竄していると主張している側にある。日本の国会で「疑惑がますます深まった」という言葉がよく聞かれたが、その疑惑は、今回の例でいうと、改竄していると主張している側の発言への疑惑である。根拠を示せない(怪しいという自分勝手で主観的な思いだけが根拠)まま他人を非難することを悪口という。根拠なく悪口を言いづけていると、嫌われてしまう
(4)
相手に向かって言っている言葉は、しばしば発言者の状況を示す。「自民党政権が10月31日投開票の衆院選で勝利するため、PCR検査数を減らし感染者数を抑制している」という自論らしいが、それは「私なら、そうする。だから、あなたもそうしているに違いない」ということで、発言者が、自らの品位を貶めている。それに気づいていないのは、本人だけである
(5)
多くの日本人は、改竄がないと思っているだろう。韓国で何故、改竄だと思うのか。もしかしたら、韓国では改竄が日常茶飯事で、日本も同じに違いないと思っているのかもしれない
(6)
「なお、韓国の全国感染者数は10月10日現在、33万22816人と、日本の171万893人の約5分の1。死亡者は2583人で、日本の1万7940人の約7分の1程度に留まっている」
(7)
日本のコロナ死者数が多い理由は説明できる。本当の死因は、実は医者にもよくわからないので、死亡診断書には複数の死因を書けるようになっている。しかし、日本の場合は、コロナに陽性なら、すべて「コロナ死」とカウントすることになっている。日本の基準は、世界の中でも突出して、コロナ死が多くなるルールで運用されている。日本人は、このように自らを厳しく律している(死亡者は全部把握でき、その数からコロナ死を引いた、「コロナ死以外の死亡」は、日本では減っている)
(8)
韓国ゆかりの方を除くと、多くの日本人は、韓国の感染状況に関心をもっていない(他の国に対しても同様)。一方、韓国は、日本の動向が気になって仕方がないようだ
<その他参考URL>
【タイトル】 感染者が急減する日本 一向に減らない韓国 逆転した日韓の「コロナ感染状況」https://news.yahoo.co.jp/byline/pyonjiniru/20211011-00262723
<出典>
【タイトル】 韓国「日本は感染者数改竄」、メディア、状況改善に疑念
【新聞】 産経新聞(2021/10/10)
【タイトル】 日本のコロナ感染減少は「政府が数字改竄」 韓国で疑いの声
【URL】 https://www.sankei.com/article/20211007-IX4FB6F2PZNPLNAFHBQ73OPF4Q/
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