【 照ノ富士 ・ 横綱 】 「横綱になりたいからと言ってなれるわけではないからこそ経験してみたい。今までどおりやってもだめだと思うので、これまで以上に努力していきたい」「横綱になれたらいいが、なれなかったらなれなかったでいい」
苦労した人の言葉は違う。
特に印象に残ったのが「横綱になれたらいいが、なれなかったらなれなかったでいい」。本当は、横綱になりたいのに決まっている。「なれなくても」いいわけがない。それなら「今までどおりやってもだめだと思うので、これまで以上に努力していきたい」なんて言わないはずだ。
横綱になるが目標だが、横綱に至るまでの道のりに集中している。それが、成果を上げるためのすべてだろう。
いくら努力しても、報われることが保証されない。それでも努力する。そうやって、序二段から這い上がってきたのだろう。
===== 引用はじめ
「平成31年の春場所には序二段にまで番付を下げました。大関経験者が幕下以下に陥落するのは昭和以降では初めてのことで、一時は引退も考えました」「それでも師匠の伊勢ヶ濱親方に説得されて思いとどまり、けがや病気の回復に伴って少しずつ稽古を再開し、再び番付を上げていきました。
===== 引用おわり
===== 引用はじめ
次が「綱とり」の場所になることについては「横綱になりたいからと言ってなれるわけではないからこそ経験してみたい。今までどおりやってもだめだと思うので、これまで以上に努力していきたい」と力を込めました。
その一方で「横綱になれたらいいが、なれなかったらなれなかったでいい」とも話し、いさぎよい言い回しに会場からは笑い声も聞こえていました。
===== 引用おわり
<出典>
2021年5月23日 18時45分 NHK
大相撲夏場所 照ノ富士が優勝
貴景勝との決定戦制し2場所連続
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210523/k10013047261000.html
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