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2021年5月16日日曜日

(2336)  ワクチン開発 国が支援を / コロナ直言 (4)

  

◆ 最新投稿情報

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(K1477)  「 もしもあと1年で人生が終わるとしたら? 」 <仕上期>

http://kagayakiken.blogspot.com/2021/05/k1477.html

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日本で、少なくとも1回目を接種した人が全人口に占める割合( 接種率 )は、4月末で約2%と先進国で最低水準だ。接種で先行する英国やイスラエルでは5~6割が少なくとも1回接種し、感染者がかなり減ってきている

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4.   ワクチン開発 国が支援を

4.1.  接種遅れの主な要因は、ワクチン確保の出遅れと欧州の輸出規制による供給制約にある

 海外の先進国は日本と異なり、ワクチンを「国家防衛の道具」と捉えてきた。特に他国との交流が活発な欧米諸国は、自国への未知のウイルス流入に対する危機感が強い。このウイルスが中国で確認された直後から、国内外のメーカーとワクチンの開発段階から交渉を始めたとみられる。これに対し、日本では「対岸の火事」との意識がどこかにあったのではないか。

 

4.2.  国際ワクチンの実用化が遅れている背景には、国が国内メーカーを育成してこなかったことがある

 開発支援や承認に至らなかった場合の補償なども含め、メーカーを後押ししなければならない。

 

4.3.  今後、どれだけの国民が接種されるかが焦点になる

 今後、どれだけの国民が接種されるかが焦点になる。一般的に、ワクチンで集団免疫を獲得するには6~7割の人の接種が必要とされる。日本でも国民の半数程度が接種しなければ収束は見えないだろう。

 

 続く

 

<出典>

岡田賢司(福岡看護大学教授。日本ワクチン学会理事長)、(4)ワクチン開発 国が支援を

【コロナ直言】 産経新聞(2021/05/03)

https://www.sankei.com/life/news/210502/lif2105020035-n1.html



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