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(K0442) 老い学ぶ第2の義務教育 <自立>
http://kagayakiken.blogspot.com/2018/07/k0442.html
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前回、新聞の「人生相談」から話題を取り上げたが、今回は、同一日、その二つ上に掲載された「子育て相談」から話題を取り上げる。
<相談>
===== 引用はじめ
5歳になる娘は秋に小学受験を予定しています。共働きゆえ、先月から私の母に同居してもらい、家事や娘の勉強を手伝ってもらっています。しかし、それまでは祖母のことを好きだった娘が懐かなくなり、困っています。「臭いが気になる」「手がガサガサしている」と言って手もつなぎたがらず、私が出かけると泣くこともあります。塾の先生は「なぜおばあちゃんが来てくれているか、きちんと話して」と言います。娘のためを思っての受験ですが、これなら諦めた方がいいのか、慣れるのを待つか悩んでいます。
===== 引用おわり
回答者は、「娘のため」にメスを入れた。
===== 引用はじめ
塾の先生の言葉にもある通り、おばあちゃんがなぜ来てくれているのか今一度考えてみましょう。おそらく「娘のため」とおっしゃると思いますが、私は「親のため」もあったのではと思います。受験するのもお母さまに来てもらうのも、娘さんの意思ではないと思うからです。
===== 引用おわり
「子どものため」と自分で思い込んでいるが、実は「親のため」ではないか。ここに気づくと、局面は動く。 前回と同じテーマである。
具体的なアドバイスとしては、
===== 引用はじめ
私は、共働きでも小学受験に合格したお子さんをたくさん知っています。塾はそのままで、親が毎日20~30分見る習慣をつけるだけで、娘さんはきっと今の何倍も張り切ると思います。===== 引用おわり
毎日20~30分でよいから「娘のため」に時間を割きましょう、そうすると娘さんが変わるでしょうと言っている。
本当に「娘のため」の行動で、解決に向かう。おばあちゃんが好きとか嫌いとかは、付随的に発生したものであり、答はこの周辺にはない。
適用範囲の広そうなアドバイスである。
<出典>
原坂一郎、同居の祖母を嫌がる【原坂一郎の子育て相談】 産経新聞(2018/07/04)
5歳の娘が突然祖母を嫌いに…受験で同居を頼んだら
https://www.sankei.com/premium/news/180706/prm1807060007-n1.html
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