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2020年4月26日日曜日

(1951) 「多くの日本人は強制されなくても、要請で変容できる」

 
◆ 最新投稿情報
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(K1092)  環境さえ整えば、誰もが穏やかに生きていける <認知症>
http://kagayakiken.blogspot.com/2020/04/k1092.html
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Jリーグ。スタジアム近隣の住民から苦情が来て試合前の大型スクリーンで自粛を要請した。次節、全くチアホーンが使用されなくなって驚いた。使用禁止と言ってないのに。日本人は自粛であっても実行できる国民性だ
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 「日本人は強制されなくても、要請で変容できる」というのが私の考えだが、“新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための営業自粛要請を無視するパチンコ店とそこに押し寄せるパチンコ客”のニュースを観ていると、違っていたのかなとも思う。、一方、“乗車率0%の新幹線も 「ステイホーム週間」初日 新型コロナ”というNHKニュースを観ると、ちゃんとできているとも思う。
 そもそも「日本人は」という括りが大きすぎる。「多くの日本人は強制されなくても要請で変容できるが、一部の日本人は要請だけでは変容できない」ということだろう。必ず、例外はある。
 そこで沸き起こるのは、何故「多く」はそうであり、「一部」はそうでないのか、という疑問である。
 
 興味深い記事があった。
===== 引用はじめ
 日本サッカー協会の川淵三郎キャプテン(日本トップリーグ連携機構会長)が自身のツイッターに、こう記していた。「Jリーグスタート時はチアホーンが全会場で普及して応援の行き帰りでも吹き鳴らされていた。スタジアム近隣の住民から苦情が来て試合前の大型スクリーンで自粛を要請した。次節、全くチアホーンが使用されなくなって驚いた。使用禁止と言ってないのに。日本人は自粛であっても実行できる国民性だ」
 誇っていい日本人の美徳だろう。
===== 引用おわり
 
 「ただしこれが、国民性だけでなし得た事象だとは思わない。」と続く。
===== 引用はじめ
 サッカーのプロリーグ創設には、さまざまな困難があった。構想は当初、冷笑に迎えらえた。それでも目標に邁進(まいしん)し開幕にこぎつけた。サポーターのチアホーン自粛は、そうしたリーグに対する敬意と大事に育てたい思いが実現させたといえる。いわば、リーグとサポーターの一体感が生んだ小さな奇跡だった。


===== 引用おわり
 
 「リーグに対する敬意と大事に育てたい思い」があったからこそ、要請だけで行動が変わったのだという。一般的な表現にすると「大切にしたいものを大切にする心。愛」だと思う。
 
 一方、乗車率0%新幹線の方は、「納得」だと思う。連日報道されている感染者数の数字だけでは行動はなかなか変わらなかったが、志村けんさんや岡江 久美子さんなどの死亡報道が大きく影響したのではないか。「名前も顔も知らない人」の死と、親しみをもっている人の死とでは、全然インパクトが違う。
 
 本日の結論、「愛と納得があれば、多くの日本人は、強制されず要請だけでも、行動を変える」
 
 続く。
 
<出典>
【風を読む】けちけちするなよ 論説副委員長・別府育郎
産経新聞(2020/04/21)
https://www.sankei.com/column/news/200421/clm2004210007-n1.html
 
写真は、以下より
https://news.yahoo.co.jp/byline/iizukamakiko/20200426-00175294/

 

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