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2018年5月11日金曜日

(1234)  最近気になったニュース3件 / バランス感覚が無い

 
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(K0375)  将来の認知症に備える(1) <脳の健康><家族の再形成>
http://kagayakiken.blogspot.jp/2018/05/k0375-1.html
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 最近Blog/Facebookのネタを新聞から採ることが多いが、全誌面を丹念に読んでいる訳ではない。組織Blogは「少子高齢社会での生き方」に焦点を当てているので、関連記事を読むようにしている。個人Blog/Facebookはそれとは違った視点で書いており、いくつかの核があるが、範囲はそう広くはない。そこから外れていて、あまり詳しくは読んでいない記事も多い。そこから、気になったニュースを3件取り上げる。
 
(1)  女子高校生に強制わいせつ容疑 TOKIO山口達也メンバー
(2)  平尾龍磨容疑者を逮捕 捜査員を大量投入するも翻弄され
(3)  戦略なき審議拒否に限界、折れた野党 「18連休」批判で追い込まれ
 
 テレビはあまり見ないが、ニュースは時々見るようにしている。私は3つのニュースとも異様さを感じる。ニュースそのものは互いに関係なさそうだが、3つのニュースに似た種類の違和感を覚える。それはバランス感覚の悪さである。悪さと言うより、バランス感覚が無い。
 
 共通しているのは、部分を強調し、他の部分で起こっているマイナスを無視し、その結果、全体としての総利益を失っていることだ。
 個々の部分だけを見れば、それぞれの言い分はあろう。だからといって他の部分を捨ててしまってよいというものではない。どこかでバランスをとっていかなければいけない。それが出来ていない。何故、できないのか。各々にエゴが働いているからだと思う。
 
(1)  女子高校生に強制わいせつ容疑 TOKIO山口達也メンバー

 … マスコミとして売れるニュースが欲しい
(2)  平尾龍磨容疑者を逮捕 捜査員を大量投入するも翻弄され
 … 警察のメンツ
(3)  戦略なき審議拒否に限界、折れた野党 「18連休」批判で追い込まれ
 … 野党の生き残り手段
 
 
 少しは、バランスのとれた社会になってほしい。
 

【展開】
 
(1)  女子高校生に強制わいせつ容疑 TOKIO山口達也メンバー

 新聞で大きく取り上げられ、記者会見のときなど、ほぼ全てのチャンネルで放映された。「たかがキスで」というと袋叩き似合いそうなので私は言わないが、比較するとよくわかる。「(1233)  女性への暴行相次ぐインドに批判 ~ 政治的武器としてのレイプ」と比較するなら、実にささいな問題だ。
 何故こんなに大きく取り上げるかと言うと、マスコミとしてニュースが欲しい、それだけだと私は思う。本来は「山口容疑者」なのに何故「山口メンバー」と書き続けるのか? 私からすると当たり前である。「山口容疑者」では、全くニュース価値が無い。そんなニュースを垂れ流している。
 「山口容疑者は悪いことをしていない」と言っているのではない。擁護するつもりはない。責められてしかたがない。ただ、もう十二分に社会的制裁を受けている。執拗すぎるのではないか。
 

(2)  平尾龍磨容疑者を逮捕 捜査員を大量投入するも翻弄され

 これも、逮捕するまでは、ニュースで連日、大々的に取り上げられた。こちらで気になるのはニュースの取り上げ方ではなく、捜査員の多さである。最初の一週間で動員された警察官は延べ5480人らしい。逮捕されたのは、23日目。比例計算すると、延べ約18,000人。1人・日を1万円としても、18000万円。平尾が凶悪犯で鉄砲をもっているとかなら、まだ分かる。しかし、平尾容疑者は窃盗犯のようである。一人の窃盗犯を逮捕するのに2億円かけるか? お金だけではない。警察官はただでさえ忙しい。18,000人の警察官が、本来の業務ができなくなった。
 何故、こんなに捜査員を大量投入したというと、警察のメンツ、それだけだと私は思う。刑務所から脱出されて恥をかいた。それでムキになって(別の言葉が適切?)、18,000人分の本来の仕事に穴をあけた。それでも、捕まえられずにマスコミからたたき続けられるより良いと思ったのだろう。何か予定外の事をしようとすると、本来すべきなのに出来ないことが発生するのが普通だ。プラス面とマイナス面、トータルで判断せねばならない。
 

(3)  戦略なき審議拒否に限界、折れた野党 「18連休」批判で追い込まれ

 審議拒否していた野党が折れて国会の審議が再開された。どんなことがあろうが、審議を重ねながら、ある時は妥協を重ねながら、国政を方向付けるのが国会で、審議をするのは絶対的な義務だと思う。審議をしないなら、何故、報酬を受け取るのだろうか。なぜ国会議員を続けるのだろうか。
 国際情勢を見ても、経済情勢を見ても、どんどん進んでいく少子高齢化の実態を見ても、やらなければいけないことが山積みになっているのに、森友学園・加計学園問題、スキャンダル問題で、大切な議論が進んでいない。この損失は、取り返しのつかないほど大きい。
 何故、真っ当な国会審議をしないのかというと、野党が生き残りたい、それだけだと私は思う。安倍政権の足を引っ張り続ければ生き残れるかもしれない、という前提で動いている。私にはそう見えるが、どうだろうか。いろんな意見があって良いと思う。
 ただ、こういう人たちに日本の将来を託して良いのだろうか。「地元や親からも『そろそろ出た方がいい』といわれる」と漏らしながら国会に復帰してくる。これが国会議員のすることなのだろうか。

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