◆ 最新投稿情報
=====(K0082) 鎮静(セデイション) / ターミナルケア 看取るとは / 「生きづらさの中を生きる」(6-6) <臨死期>
http://kagayakiken.blogspot.jp/2017/07/k00826-6.html
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一昨日(7/22)の私は、「三都物語」だった。午前は神戸市、午後は京都市、夜は大阪市。神戸での内容は秘密。京都では、公益財団法人メンタルヘルス岡本記念財団主催の森田療法の講演、大阪では、合同会社チーム経営(LLCチーム経営)主催の「ファシリテーション・ラボ」。これは、Facebook友達 飛田敦子さんの記事を見て新規突入した。
事前に時刻表を見て、なんとか回れると申し込んだのだが、流石にきつかった。神戸駅では予定より一つ早い電車に乗れ、京都会場のロビーでコンビニおにぎりを流し込んだ。京都駅では逆に一つ乗り遅れた。悪いことは重なるもので、乗った電車は新大阪駅前で10分間立ち往生、東梅田駅では目の前で扉を閉められ、堺筋本町駅では降り口を間違えて、私はどこ?方向もわからなくなった。一度地上に出たが皆目わからず、戻って駅員さんの複雑な説明(地下鉄二線が入っているターミナル駅)を必死に聞いて、そこからは迷わず会場にたどり着いたが、5分遅刻。朝9:20に家を出てから、夜10:40に家にたどり着くまで、隙間がなく、とても疲れた。
【京都】(森田療法)
森田療法の講演は、基本部分をとても丁寧に説明していただいた。あまりにきれいにまとまっているので(言い訳目的に書いている)、すこしウトウトしてしまった。私だけではなかったようだ(これも言い訳)。
外来(通院による)森田療法の説明の一部を切り取り紹介すると、
===== 引用(詳細説明は省いた)はじめ
治療への導入(1~数回)
・ 治療への動機づけ、とらわれの明確化、治療目標の設定を行う
1) 何を治したいのですか
… 症状に伴う感情に目を向ける
2) 治ってどんな自分になりたいのですか
… 症状の裏にある「生の欲望」を探し当てる
3) 不安と欲望は心の両面であり、切っても切り離せないものですね
… 両面観の提示
4) 患者さんのパターンを確かめる
… 手段や条件の目的化。感情を知性でコントロールしようとする姿勢
5) 「はからい」と「とらわれ」の悪循環を明確にする
… 緊張すまいと努めれば努めるほど、かえって緊張したのではありませんか?
6) 治療目標の確認
… 症状除去ではなく、とらわれから脱し生活を立て直すこと
===== 引用おわり
講師:中村敬(東京慈恵会医科大学第三病院 精神神経科/森田療法センター)
森田療法は元来、神経症(不安症)を対象にした精神療法であるが、最近はうつ病にも適用できることが注目されている(すべてのうつ病に適用できるわけでない)
しかし、内容は、精神疾患レベルに達していない人、すなわち、精神的に健常領域にある人にとっても、示唆に富む。
ご参考(公益財団法人メンタルヘルス岡本記念財団)
http://www.mental-health.org/
【大阪】(合意形成)
「ファシリテーション・ラボ(ファシラボ)【全6回】」への1回のみの参加
参加したのは第4回目で、テーマは
・第4回(7月22日)コンセンサス(合意形成)を促す
~納得感の高い意思決定がチームワークを強める
参加者は、私を除くと、やる気のある優秀な若者たち4人。久しぶりに若者のど真ん中に入り込み(←参加目的の一つ)、ワークに汗をかいた。頭の汗をかいて、心の汗もかいた。移動では体の汗もかいた。これで「三汗王(サンカンオウ)」 … すみません、少し疲れています。
内容を少しだけ紹介すると
===== 引用はじめ
意見が対立したときの5つの対応
・ 競争
自分の意見を主張し、他者の意見をねじ伏せようとする。集団全体としては、どちらか一方の意見しか採用できない・ 順応
相手の意見に同調する。対立は抑えられるが、集団としては自分の意見を建設的に取り入れられない。
・ 妥協
双方の意見を取り入れ、折衷案を探る。双方の顔は立つが問題解決に役立つものとは限らない。
・ 回避
自分の意見も主張せず、相手への同調もせず、相互作用を避ける。
・ 協調
互いに自己主張しながら、かつ協力する。互いの立場を理解し、異なるアイディアを組み合わせることで、よりよい解決策を創造することが可能となる。
● 自分の意見(理由・意図・長所)をきちんと主張する
● 相手と最後まで協力して解決する姿勢を見せる
関連:『コンフリクト・マネジメント入門』(自由国民社)
===== 引用おわり
講師/ファシリテーター: LLCチーム経営 嶋田 至
「孫引用」させていただいた。
私が日頃実際に参加する会議では、「競争型の人」「順応型の人」「妥協型の人」「回避型の人」「協調型の人」が入り混じっている。本当は、全員が「協調型の人」として議論できればよいのだが、残念ながら、人は、特に高齢者は、変身は難しい。「競争型の人」に引きずり回されないように、「順応型の人」が埋もれてしまわないように、「妥協型の人」に安易に結論を出されないように、「回避型の人」になんとか議論に入ってもらうように … するので精一杯である。
今回は、少なくとも協調型を目指そうとする人ばかりの「現実的には『有り難い』話し合い」の場だったと思う。出しゃばりすぎないように、引っ込みすぎないように、気にしながら、楽しんだ。会議の進め方、板書のしかたなど、各々がノウハウをもっていて、役立つことが多かった。
ご参考(合同会社チーム経営 ~LLCチーム経営~)
http://teamkeiei.com/
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